【開催レポート】第4回新中学入試セミナー(5)和洋九段女子のPBLから生まれたSDGsスゴロクワークショップ

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(承前)2月16日(日)に開催された第4回新中学入試セミナーの開催レポート(5)です。和洋九段女子中学校高等学校の生徒たちによる「PBLで生まれたSDGsスゴロクワークショップ」の続きです。「この部屋を世界だと思ってください」と語り、生徒たちはワークショップを始めました。SDGsスゴロクの世界は、現実世界のメタファーなのです。ファシリテーターの生徒たちによる説明が終わると、いよいよSDGsスゴロクのスタートです。

目次

マス目イベントとSDGsクイズ

SDGsスゴロクではサイコロを転がしてマス目を移動していきます。そして参加者がマス目に止まると、様々なイベントが起こります。例えば、「脱炭素社会を目指して石炭火力発電所を閉鎖し、再生可能エネルギーへと転換した。13番をもらえる」「パリ協定から離脱した。3マス戻る」「火力発電より、太陽光・地熱・風力発電の割合が高まった。7番をもらえる。ただし、税金が高くなったのでコインを2枚失う」などです。

イベントの中には「平和になるためのキャンペーンを行った。プレイヤー全員と握手をすると16番がもらえる」といった面白いアクティビティもあり、大人たちも童心に返って楽しんでいる様子でした。

マス目には参加者全員が必ず止まらなければならない「STOPマス」が用意されており、そこに着くとSDGsクイズが行われます。クイズはSDGsに関するファクトフルネスな内容で、例えば「15歳以上で読み書きができない人は約7億5000万人います。その中で女性はどれくらいでしょうか?① 2人に1人 ② 3人に1人 ③ 3人に2人 」といった問題が出されます。参加者が正解すると会場は大盛り上がり。全員が楽しみながらSDGsについて学んでいました。

実は、時間の都合でショートカットした部分もありました。「FREEマス」に止まった参加者は、自分の考えを全員にプレゼンするというイベントです。プレゼンのテーマはもちろんSDGs関連で、例えば「異常気象がもたらす被害には他にどのようなものがあるでしょう?その被害の影響を受ける他の目標はどれだけあるか、考えてみましょう。」といった内容です。SDGsスゴロク自体がPBLになっていることが分かります。

SDGsスゴロクは本来60分のワークショップとして開発されていたのですが、今回のセミナーでは30分のショートバージョンでお願いしました。そのために必要なワークショップの再編成も、全部生徒たちだけで行ったそうです。すごいですね。

SDGsスゴロクを開始して20分ほどで、全員がゴールに到着しました。この後は「コインと目標の交換タイム 」と「振り返り」が行われます。(続く)

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著者

AI教育コンサルタント / 株式会社FlipSilverlining 代表取締役 / 守谷市生成AI活用推進プロジェクトアドバイザー
自治体のAI教育アドバイザーや私立中高の教育コンサルとして学校現場に入りながら、AI時代の教育について書いています。著書3冊(明治図書)、教員研修・講演120回以上、授業視察1,000回以上。

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