ChatGPT関連のニュースです。アメリカのニューヨーク市教育局(日本でいう教育委員会)は今年1月、公立学校におけるChatGPTの利用禁止措置をとってきましたが、今月に入り禁止措置を撤回しました。世界の教育業界では、ChatGPTなどの生成AIについて禁止vs活用で二分されていましたが、徐々に活用の方へ動き出したように思えます。
禁止を撤回
利用撤回の記事はこちらになります。
ニューヨーク市の公立学校は対話型人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」について、先に決めていた利用禁止措置を撤回した。
全米最大の規模を誇るニューヨーク市の公立学校制度は1月、安全性や正確性を巡る懸念から学校のネットワークやデバイスでChatGPTを利用することを禁じていた。
デービッド・バンクス教育総長は「教師と生徒がこの画期的なテクノロジーについて学び、探求することを奨励し、支援するとともに、学校制度全体で研究成果を共有するための仕組みとコミュニティーを構築する」と教育関連のウェブサイト、チョークビートへの寄稿文でコメントした。
日本では現在、文部科学省が学校における生成AIのガイドラインを作成中です。「アメリカの公立学校ではChatGPTを禁止している」という事例が撤回されたニュースは、日本においてもAI活用において前向きな議論につながるでしょう。