昨日は有志の先生方と開催しているオンライン読書会6回目に参加してきました。課題図書はソーシャルイノベーションに関する論文をまとめた書籍「これからの『社会の変え方』を、探しにいこう」です。今回の読書会では、書籍で学んだ内容をどのように教育現場に応用させていけるのかについて話し合うことができました。
教育現場に応用して考える
今回の課題図書はこちら。スタンフォード大学の最先端「ソーシャルイノベーション」専門メディアに掲載された論文がまとめられている書籍で、今年の8月に出版されたばかりの本になります。書籍紹介のブログを書きましたので、よかったらご覧ください。
今回の読書会では、書籍で学んだ内容をどのように教育現場に応用させていけるのか話し合うことができました。たとえば「カーブカット効果」について、参加者の先生から「特別な支援が必要な子にとっては必要、そうでない子にとってはあると助かる、という意味でユニバーサルデザインと繋がるのでは」という問題提起から、プリントのふりがな振りやUDフォントについて対話をしました。
また、読書会の後半にはICT教育に関してデジタルシティズンシップ教育の必要性や学校観の話題に広がりました。ICTに関して生徒が誤った使い方をしたらすぐ規制をするのではなく、その子の将来を考えて必要な教育をすべきでは、という話です。デジタルシティズンシップ教育の必要性については、昨年に教育誌「ShuTOMO(しゅとも)」に寄稿したので、興味のある方は読んでいただけると嬉しいです。
このオンライン読書会では、単に書籍の内容について理解を深めるだけでなく、その応用について対話を行います。自分自身の考えや価値観を整理できるため、個人的にとても重宝しています。次回のオンライン読書会は2月19日(土)の15時からです。読書会に興味のある方がいましたら、お気軽にご連絡ください。