ここ数日は、近々行われる一般社団法人の理事会の準備に勤しんでいました。教育コンサルをしている株式会社の方は一人役員なので取締役会は形式的なものです。一方、アスクラを運営している一般社団法人では、理事3名に監事1名による理事会が開催されます。有意義な会となるよう、念入りに準備を行いました。そこで今日は、理事会の準備のコツについて書きたいと思います。
準備のコツ
一般社団法人の理事会で話し合うべきことは大きく2つあります。ひとつ目は、代表理事による報告。二つ目は、理事メンバーとの協議です。協議は十分な時間をかける必要があるため、代表理事による報告を冒頭に行うのが良いでしょう。
代表理事による報告内容は、レジュメを事前に用意しておきます。一般的に話す内容としては、運営状況や会計状況になるかと思います。私の場合、部員数の増減やこれまでのキャッシュフロー、そしてこれからの予測に必要な数値情報をまとめておきました。
理事会は「経営判断を下す場所」ですので、組織経営をするのに必要な数字を整理していけば、報告すべき内容は自然に整理されていくと思います。気をつけるべき点としては、レジュメに「協議したいこと」は書かないことです。淡々と報告できる形式がおすすめです。
後半の「協議内容」は、協議する順番がポイントになります。「優先順位の軸」と「競技が長引く/短くすむ」の2軸で考えます。お勧めの順番は、バランスにもよりますが、下記がおすすめです。
- 優先順位が高い&短く済む
- 優先順位が高い&長引く
- 優先順位が低い&短く済む
- 優先順位が低い&長引く
優先順位が高いものが残っている段階で長引く議題を扱うと集中できませんので、上記の順番になります。あとは協議する際の落としどころを自分で持っておくと、落ち着いて協議を進められるかと思います。
理事会の準備のコツは、実は普段のミーティングのコツと大差ありません。参考にしてみてくださいね。