先生のための Weekly 教育ニュース(4/14〜4/20)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「DXハイスクールの採択校発表、新規採択は競争激化」「全国学力テスト、一斉に実施 小6と中3の200万人参加」「一部私大『義務教育のような授業』財務省が指摘 文科省幹部は異論」について取り上げています。


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DXハイスクールの採択校発表、新規採択は競争激化

4月15日、文部科学省のウェブサイトにおいて、令和7年度「DXハイスクール(高等学校DX加速化推進事業)」の採択校が発表されました。

DXハイスクールとは、情報・数理教育を重視したカリキュラムやICTを活用した文理横断型の探究学習の充実に向け、必要な環境整備を支援する事業であり、昨年度より実施されています。新規採択校には年間1,000〜1,200万円の定額補助(補助率100%)が交付されるため、大変魅力的な補助金制度となっています。

昨年度の採択倍率は約1.09倍でしたが、令和7年度は約3.1倍と、新規採択校にとっては非常に競争率の高い結果となりました。

全国学力テスト、一斉に実施 小6と中3の200万人参加

小学6年と中学3年を対象に毎年実施している全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が17日、各地で一斉に行われた。国公私立の小中学校計約2万8千校の約200万人が参加。今回は国語と算数・数学に、3年ぶりに理科が加わった。

 中学理科は、デジタル端末を使いオンラインで出題・解答する新方式(CBT)を初めて導入した。ネットワークの負荷軽減のため14日から分散実施し、17日は約2500校。他の教科は従来通り紙の筆記試験とした。

 普段の学習状況や生活習慣を尋ねるアンケートも実施し、児童生徒はデジタル端末で答える。

一部私大「義務教育のような授業」 財務省が指摘 文科省幹部は異論

大学なのに義務教育のような授業だ――。財務省が15日の有識者らによる審議会で、一部の私大の教育内容を厳しく指摘し、私学助成の見直しを提唱した。教育の質の評価が必要という考えを示したが、文部科学省からは「粗い考えだ」との指摘もある。