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講堂や体育館でオンライン配信する際に重要なICT設備

今年も3月になり、卒業式や終業式のシーズンになりました。卒業式や終業式の様子をオンライン配信する学校も多いのではないでしょうか。私も毎年サポート校のオンライン配信を手伝っていますが、その際にポイントとなるのが会場のICT設備です。今日は講堂や体育館でオンライン配信する際に重要となるICT設備について紹介します。講堂や体育館の設備を入れ替える際に参考にしてください。


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ポイントはWi-Fi・音声・映像

講堂や体育館でオンライン配信する際に特に重要となるのは、ネット環境・音声・映像の3つです。

一つ目のネット環境は言わずもがな、ですね。オンライン配信をする際のネット環境は一番重要です。講堂や体育館にWi-Fiが対応していない学校もよく見かけますが、これからの時代を考えると、こちらにもしっかりWi-Fi回線を引くことをお勧めします。

二つ目は音声です。リアルタイムのイベントをオンラインで配信する際に、視聴者が特に気になるのが「音声がクリアであるか」です。特別な設備がない場合は、ビデオカメラなどから会場の音声を拾うことになりますが、それだと音が篭ったりノイズが乗ったりしてしまいます。

そこでお勧めなのが、会場のマイク音源等を集約して出力する設備(機器)です。会場のスピーカーに音声を流すラインを分配できる出力があれば、オンライン配信の際に音声をクリアに届けることが可能になります。これだけで配信のクオリティが大きくアップするでしょう。

三つ目は映像です。説明会や講演会を行う際には、会場のプロジェクターを利用する機会は多いでしょう。特別な設備がない場合は、やはりビデオカメラからスクリーンの様子を映すことになりますが、会場の明るさによっては非序に見えづらくなってしまいます。

そこでお勧めなのが、会場のプロジェクターの出力を分配する設備(機器)です。会場に映したい映像をプロジェクターだけでなく配信用パソコンに引いてこれるライン(出力)があれば、オンライン配信で映像をクリアに届けることができます。

以上の3つが、講堂や体育館でオンライン配信する際に重要となるICT設備のポイントです。この他にも備え付けのカメラを設置したり映像入力端子の数を多くしたりなどありますが、まずはご紹介した3つのポイントを押さえていきましょう。Withコロナ、アフターコロナの時代では、学校のオンライン配信技術も必要になっていきます。しっかり活用していきましょう。