先生のための Weekly 教育ニュース(12/21〜12/27)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「わいせつ教員対策の文部科学省の進捗報告」「GIGAスクール活用事例を紹介する新サイトがオープン」「学校のオンライン教育における著作物利用の費用が決定」について取り上げています。


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わいせつ教員対策の文部科学省の進捗報告

こちらの記事をきっかけに、文部科学省と萩生田大臣への非難がSNSで目立っています。

しかしながら萩生田大臣の会見動画をちゃんと見ると、全く反対の印象を持ちます。

私は法律の専門家ではありませんが、会見で紹介された内閣法制局の以下の主張は筋が通っているように感じました。

  • わいせつ教員に対して無期限に教員免許を授与しないことは、殺人罪などの重罪であって執行後10年で刑が消滅することから、法制度的にとることができない。
  • 小児性愛の診断を受けた人に教員免許を授与しないことは、小児性愛は疾病として診断基準が確立しておらず、厳格さが求められる法令にすることはできない。

さらに会見で萩生田大臣は、「法改正は引き続きの検討課題となりますが、文科省として可能な限りの手立てを講じるという強い想いを持って、この問題に取り組んでまいります(6分25秒)」と述べています。

先ほどの記事とは異なり、法改正についても引き続き検討していくとはっきり発言されています。

萩生田大臣の強い意志も感じますし、私は文部科学省の今後の取り組みに期待しています。

GIGAスクール活用事例を紹介する新サイトがオープン

文部科学省が新しいサイトをオープンしました。GIGAスクール(生徒1人1台ICT端末)の活用事例などを学校や教育委員会に向けて情報発信をするためのWebサイトです。

GIGAスクール関連の事例紹介サイトとしては、こちらもお勧めです。

学校のオンライン教育における著作物利用の費用が決定

先々週のニュースですが、前回のWeekly教育ニュースで紹介しそびれましたので、改めて紹介します。

来年度のオンライン教育における著作物利用に関して、学校や教育委員会が支払わなくてはいけない補償金の金額が正式に認可されました。

生徒一人当たりの年間利用料は、小学生が120円、中学生が180円、高校生が420円になります。補償金の学は3年ごとに見直し予定です。

公立学校は、教育委員会がまとめて届け出をするので、学校ごとの届出や支払いは不要です。私立学校は、学校法人として届け出と支払いをする必要がありますのでご注意ください。