先週の土日は久しぶりにお休みをとって、一泊二日の旅行に行ってきました。東京はGo TOキャンペーンの対象外でしたが、感染拡大が落ち着いたこともあって10月過ぎから対象に含まれるようになりましたね。嬉しいです。
そうは言ってもコロナはやっぱり怖いので、できるだけ観光密集地は避けるようにして、自然の中でハイキングを楽しむことにしました。土曜日はあいにくの雨でしたが、日曜日はよく晴れて絶好のハイキング日和でした。
ここ最近は仕事で大忙しだったのですが、久しぶりに自然を満喫することができて、心身ともにリフレッシュすることができました。自然はやっぱり良いですね。
センス・オブ・ワンダー
小川のせせらぎに鳥たちのさえずり声、風の音に虫たちの鳴き声。自然の中にいると、本当にたくさんの音や気配を感じることができます。
ハイキングの前日、旅館に置いてあったレイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」を偶然読みました。そこには、次のようなメッセージが書かれていました。
音をきくこともまた、実に優雅な楽しみをもたらしてくれます。ただし、少しだけ意識的な訓練が必要ですけれども。
かつてある人が私に、モリツグミの声を一度もきいたことがないといったことがあります。けれども、その人の家の庭では、春がくるといつも、モリツグミが鈴をふるような声で歌ってるのをわたしは知っています。
ちょっとしたヒントを与えたり、例を教えてあげさえすれば、子どもたちは自分のまわりにあるさまざまな音をきき分けることができるようになります。
雷のとどろき、風の声、波のくずれる音や小川のせせらぎなど、地球が奏でる音にじっくりと耳をかたむけ、それらの音がなにを語っているのか話し合ってみましょう。
そして、あらゆる生きものたちの声にも耳をかたむけてみましょう。子どもたちが、春の夜明けの小鳥たちのコーラスにまったく気がつかないまま大人になってしまわないようにと、心から願っています。
本のタイトル、「センス・オブ・ワンダー」とは、「神秘さや不思議さに目をみはる感性」のことを意味しています。都会でずっと暮らしていると、忘れてしまいがちなことだと思います。(とても素敵な本だったので、帰宅後にAmazonで購入しちゃいました。)
一泊二日の短い間でしたが、久しぶりに自然を満喫することができて、心身ともにリフレッシュすることができました。色々と心配でしたが、旅行にいって良かったと思います。
余談ですが、将来リモートワークがもっと普及したら、二拠点生活(デュアルライフ)を試してみるのも悪くないですね。「センス・オブ・ワンダー」を忘れてしまわないように、これからも生活していきたいと思います。
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