先生のための Weekly 教育ニュース(9/21〜9/27)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「文部科学省にデデジタル化推進本部が新設」「デジタル教科書の本格導入に向けて始動」「30人学級実現へ法改正の申し入れ」について取り上げています。


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文部科学省にデデジタル化推進本部が新設

新内閣によるデジタル庁創設の影響で、文部科学省でもデジタル化に向けた大きな動きが起こっています。

この中で萩生田文部科学大臣は「政府一体でデジタル化を強力に推進するという菅総理からの指示や、新型コロナウイルス対策により明らかになった課題などを踏まえ、文部科学行政のそれぞれの分野におけるデジタル化を迅速、強力に推進するため、本日、デジタル化推進本部を設置する」と述べ、25日づけで省内に「デジタル化推進本部」を新たに設置することを明らかにしました。

本部長は萩生田大臣がみずから務め、推進本部のもとに教育と科学技術の2つのワーキンググループを設置し、教育のデジタル化やリモート化のほか、デジタル化に向けた先端科学技術の推進や、文部科学行政のデジタル化の推進などを検討するということです。

教育のデジタル化が推進され、教員の負担軽減と個別最適化された教育に繋がることを期待しています。

デジタル教科書の本格導入に向けて始動

デデジタル化推進本部の新設に続き、デジタルに関するニュースです。文部科学省がデジタル教科書の普及を目指し、動き始めました。まずは費用面。小学5、6年生と中学生のデジタル教科書の購入費用を、国が費用負担することになりました。2021年度からで、小学生は1教科分、中学生は2教科分の全額を賄うとのこと。

そして法改正の面。デジタル教科書は2019年度から紙の教科書と併用できるようになっているが、ほとんどの学校が導入していません。その理由は、デジタル教科書を使用する場合「各教科の授業時数の2分の1に満たない」との時間制限があるからです。

文部科学省では、2024年度から小学校でデジタル教科書を本格導入することをめざし、新たな制度設計を進めていくそうです。

30人学級実現へ法改正の申し入れ

先週、先々週に引き続き、「30人学級導入」関連のニュースです。とんとん拍子に進んでいきますね。

文部科学省と自民党がとても前向きですので、あとは財務省がうなずけば「30人学級」が実現する可能性は非常に高いと言えるでしょう。要注目です。

ちなみに「30人学級」に関しては賛否両論があります。参考までに。