先生のための Weekly 教育ニュース(11/11〜11/17)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「不登校児に校内支援員、居場所確保へ補助」「2024年の大学の定員充足率、7割程度と推計」について取り上げています。


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不登校児に校内支援員、居場所確保へ補助

文部科学省は、不登校対策として校内フリースクールや支援員などの整備支援を強化すると発表しニュースとなっています。不登校の児童生徒の居場所づくりに困られている学校は、ぜひチェックしてみてください。

文部科学省は2025年度、不登校の小中学生向けに校内の学習環境を整備する市町村の支援を強化する。

空き教室を活用した「校内教育支援センター」に学習支援員を新たに配置する費用を補助する。学校やクラスに入りづらい子どもの居場所を確保し、不登校の未然防止や不登校の児童生徒の登校復帰につなげる。

 校内教育支援センターは「校内フリースクール」とも呼ばれ、市町村などが小中学校の空き教室などに設置。学校には行けるものの、クラスに入りづらい子どもの学習を支援員が日常的にサポートするとともに、スクールカウンセラーらと連携しながら相談に応じる。文科省によると、今年7月時点で全国の公立小中学校の46.1%で整備されている。

2024年の大学の定員充足率、7割程度と推計

文部科学省は12日、少子化の影響を踏まえた2040~50年の大学入学者数の推計値を公表した。40年は21年に比べ16万7千人少ない約46万人で、50年は42万人台になると見込んだ。現在の入学定員規模が維持された場合、40年の定員充足率は7割程度、50年には6割台になるとした。昨年7月公表の推計値を、少子化の進展を踏まえ更新した結果さらに悪化した。

 大学の将来像を議論する12日の中教審特別部会で示された。会議では、大学の規模適正化に向けた取り組みを盛り込んだ答申素案も提示され、今後詳細を詰める。

 文科省は、26年以降は大学進学率が上昇した場合でも進学者数は減少するとしている。