毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「2024年度学校基本調査速報 通信制高校の生徒数が9年連続増加」「DXハイスクール、2025年度も継続」「不登校中の学習成果を成績に反映、法令改正を通知」「学校AI活用へ好事例調査 文科省、モデル校を拡充」について取り上げています。
2024年度学校基本調査速報 通信制高校の生徒数が9年連続増加
大学全体の在学者数が5月1日現在で約295万人に達し、過去最多を更新したことが、文部科学省がまとめた2024年度学校基本調査(速報値)で分かった。また、通信制高校の生徒数が9年連続増加し過去最多の29万118人を記録。私立通信制課程は29年連続増加し、3年連続10%以上の伸びを見せている。公立の通信制課程の生徒も3年連続増加し6万333人となっている。
DXハイスクール、2025年度も継続
文部科学省は、2024年度からはじまった高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)について、2025年度も継続校に加えて新規250校を採択、補助していく予算要求を発表した。
高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)は、大学教育段階でデジタル・理数分野への学部転換の取組が進むなか、その政策効果を最大限発揮するためにも高校段階におけるデジタル等成長分野を支える人材育成の抜本的強化が必要であるとして2024年度から始まった。初年度は1010高校が採択され、文科省が必要な環境整備の経費を支援する。
不登校中の学習成果を成績に反映、法令改正を通知
文部科学省は2024年8月29日、「不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果に係る成績評価について」と題した通知を全国の教育委員会などに発出した。同日に公布・施行した法令改正により、義務教育段階の不登校児童生徒が学校外で学習した成果を成績評価に反映できると規定しており、周知を求めている。
学校AI活用へ好事例調査 文科省、モデル校を拡充
文部科学省は3日までに、学校での生成人工知能(AI)の利活用に向け、小中高校で実態調査を実施する方針を固めた。モデル校を拡充するほか、国内外の学校で実践されている好事例をコンテスト形式で収集し、新たな活用方法を検討する。2025年度予算の概算要求に、必要経費8億円を計上した。