毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「横浜市が教員のフレックスタイム制度を導入」「文部科学省の当面の方針(所信表明より)」について取り上げています。
横浜市が教員のフレックスタイム制度を導入
教員の働き方改革の一環として、横浜市教育委員会が教員のフレックスタイム制動を導入しました。対象は市内に約500校ある市立小・中・高・特別支援学校の教職員と臨時的任用職員、計約1万6千人(用務員と給食調理員を除く)とのこと。
小学校教職員の場合、午前8時15分出勤、午後4時45分退勤で勤務時間は休憩を除いて7時間45分となる勤務形態が標準とされているが、フレックスタイム制度導入後は、出勤時間を午前7時から同10時までの間に15分刻みで設定できるようになる。
2日前までに申請が必要だったり、上限が月5回までだったりと課題はありますが、教員の働き方の裁量が増えるのは望ましいことですね。
しかしながら教員全体の仕事の総量が減らないことには真の働き方改革にはつながらないので、この施策と同時にそちらの方も積極的に推進していって欲しいです。
文部科学省の当面の方針(所信表明より)
3月5日の衆議院文科委員会にて、萩生田光一文科相が「教育政策の当面の方針」について所信表明を行いました。所信表明で語られたテーマはざっくり次の16個です。(特に赤字のテーマには力を入れているように思えます。)
- 令和の日本型学校教育/GIGAスクール構想/35人学級
- 教員の人材確保と質向上
- わいせつ教員対策
- 児童生徒の自殺者数の増加
- 働き方改革
- 大学入試改革
- 大学のオンライン授業と対面授業
- 高等教育機関の改革
- 大学病院
- 高等専門学校の振興
- 教育の負担軽減
- 就職対策
- 特別支援教育の充実
- 地域と学校の連携/家庭教育の支援
- 外国人児童生徒への対応
- 東日本大震災の復興加速化
所信表明を読めば、文部科学省が現在どのような課題を感じてどういう方向性に動ことしているのかが予測できます。所信表明は教育新聞の記事から読めますので、お時間のある方は一度目を通しておくことをお勧めします。