東京大学は長年、女子学生の入学者の割合が20%前後で推移しており、ジェンダーバイアスが課題とされてきました。しかし、今年の入学者では女子学生の割合が20.0%(598人)となり、2割台に回復しました。藤垣裕子副学長は、「引き続きジェンダーバランスの取れた多様性のあるキャンパスづくりを目指す」と述べ、大学としてのジェンダー平等への取り組みを強調しています。
さらに東京大学は先日、一般選抜以外の入試枠を拡充し、「入試を多様化したい」との発言もありました。東京大学のジェンダーバランス改善に向けた努力と、入試制度の多様化による影響は、日本の教育界に大きく影響を与えるでしょう。今後の東京大学の動向に注目が集まっています。
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東京大学は10日、2次試験前期日程の合格者2997人をウェブサイトで発表した。女子の割合は令和6年度の19・4%(合格者2993人中582人)から0・6ポイント増えて20・0%(598人)となり、5年度(21・8%)以来、2割を回復した。
オンラインで会見した藤垣裕子副学長は「女子割合の上昇は喜ばしいが、このところは1年置きに2割を切ったり上回ったりしている。今回の結果に一喜一憂せず、引き続きジェンダーバランスの取れた多様性のあるキャンパスづくりを目指していきたい」と述べた。