昨日、宮城県南三陸高等学校にて高校三年生を対象とした生成AIに関する講演会と、その後に先生方を対象にした生成AI活用研修を開催させていただきました。
南三陸高等学校は、東日本大震災で大きな被害を被りながらも復興を遂げ、創立100周年を迎えた歴史ある学校です。同校では、宮城県公立高校で初となる全国募集「南三陸kizuna留学」という新しい試みを行なっており、初年度は5名、令和6年度は10名が入学し、来年度もさらに増える見通しです。このような取り組みにより、同校の魅力が徐々に全国に知れ渡ってきています。
講演会の様子
生徒向け講演会では、50分という限られた時間の中で、生成AIに関するリテラシーとChatGPTの簡単な使い方、そしてこれからのAI時代を生きる上で大切にしてほしい考え方をお伝えしました。AIに仕事が奪われるという言葉のニュアンスから、AIは敵だと思われがちですが、実際には子ども達にとって心強い味方となります。
また、長い人生において、生成AIの登場後にも再び新しいテクノロジーの革命が起こるでしょう。その時に、「とりあえず使ってみよう」というメンタリティを持っているか否かが、子どもの人生において大きな違いを生むと考えられます。生徒たちの一生涯の幸せを願い、精一杯講演させていただきました。
教員向け研修会では、南三陸高等学校の先生方が熱心に参加してくださいました。時間の都合でワークは行えず講演形式の研修となりましたが、研修後には多くの先生方が質問や意見交換に訪れ、大きな熱意を感じました。特に情報ビジネス科(商業科)の先生方の熱心さが印象的で、大きな可能性を感じました。今回の研修がきっかけとなり、さらに良い方向に進んでいただけることを願っています。