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先生のための Weekly 教育ニュース(9/11〜9/17)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「文部科学大臣に盛山正仁氏が就任」「埼玉の教員採用試験、大学3年生も受験可に」「インクルーシブ教育普及を目指し、東大と障害者団体が連携協定」について取り上げています。


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文部科学大臣に盛山正仁氏が就任

内閣改造に伴い、文部科学大臣に盛山正仁氏が就任しました。

内閣改造で初入閣した盛山正仁(まさひと)文部科学相(衆院、比例近畿)の就任会見での発言が波紋を呼んでいる。教員のなり手不足の解決策を問われた際に「正直、名案はございません」とズバリ。ネットでは「なぜスペシャリストを起用しない」などと、人事を疑問視する声などが挙がった。

埼玉の教員採用試験、大学3年生も受験可に

今年5月に文部科学省が「教員試験、6月へ前倒し 大学3年の受験も可能に」という方針を打ち出しました。今回、東京都や千葉県に続き、埼玉県でも前倒しされることになりそうです。

教員採用試験の前倒しは、民間や地方公務員と併願を考えている受験者層には効果が期待できる一方、教員不人気の本質的な原因である労働環境にはメスが入っていません。教員の働き方改革も並行して実施されることを期待しています。

全国的にも問題となっている教員不足に対応するため、埼玉県教育委員会は14日、2024年度実施の県公立学校教員採用選考試験から、第1次試験の一部を大学3年生も受験可能とする計画を明らかにした。日吉亨教育長が定例会見で発表した。4年次の負担を軽減し受験しやすい環境を整えることで、教員志願者の早期確保を図りたい考えだ。

インクルーシブ教育普及を目指し、東大と障害者団体が連携協定

「インクルーシブ教育」の確立と普及を目指し、東京大学が動き出しました。日本のインクルーシブ教育は世界的にみて遅れていますので、こうした動きに期待しています。

東京大学と障害者の当事者団体である認定NPO法人「DPI日本会議」は9月12日までに、障害のある人が一般的な教育制度から排除されない「インクルーシブ教育」の確立に向けた連携を約束する協定を結んだ。小中学校の教員に向けた研修カリキュラムの開発や、政策提言などで協力していくという。