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名古屋市教育委員会、中学校・高校にAIを使ったデジタル採点システムを導入

AIを活用した教員の働き方改革を紹介します。名古屋市教育は、2023年9月から市立のすべての中学校と高校にAIを使ったデジタル採点システムを導入すると発表しました。一般的なデジタル採点の仕組みにプラスして、AIが模範解答に基づいて採点を行ってくれるとのこと。テスト採点は先生方の負担になっていますので、大変ありがたいシステムですね。


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AIが中学・高校のテストを採点 教員の働き方改革に9月から名古屋市が導入へ 

名古屋市教育委員会では、教員からの「テストの採点が負担となっている」という声を踏まえ、2022年の8月から、市立の中学校と高校のあわせて20校で、AIを活用したテストの自動採点システムを試験的に導入し、効果を調べてきました。

自動採点システムは、答案用紙をスキャンしてパソコンに取り込むと、模範解答に基づいて、AIが自動的に採点する仕組みで教員からは「採点にかかる時間が半分ほどに減った」という声が寄せられたということです。

このため、市教育委員会では、2023年の2学期から、市立の中学校と高校の全校で、自動採点システムを導入することを決めました。

一方、教員の目視による確認も徹底するとしています。

このシステムのポイントは、「AIが回答を作る」のではなく、用意した模範解答に基づいてAIが採点してくれる点にあります。一般的なデジタル採点に、AIによる自動採点機能が追加されたイメージですね。一般的なデジタル採点の仕組みについてはこちらの記事をご覧ください。