毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「文部科学省の調査、長期休校は小中学生の学力に影響なし」「文部科学省が教科書検定結果を公表」について取り上げています。
文部科学省の調査、長期休校は小中学生の学力に影響なし
コロナ禍による長期休校の影響で「学力が大幅に下がった」といった可能性もあり得ましたので、下記のような結果となってまずは安心しています。先生方や保護者をはじめとする多くの関係者の努力の成果だと思います。
日本の小中学生の国語と算数・数学の力は5年前に比べて下がっておらず、上位層と下位層の差も開いていない――。文部科学省が28日、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の一環として、こんな分析結果を公表した。2021年度の小中学生は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う20年春の全国一斉休校などを経験しているが、文科省は「学力面での影響は確認されなかった」としている。
文科省が公表したのは、全国学力テストの中でも「経年変化分析調査」と呼ばれるもの。小6と中3が全員参加して毎年実施し、都道府県別に平均正答率などを公表する本体調査とは別に、数年おきに行う抽出調査だ。年度ごとに難易度にばらつきがある本体調査と違い、テスト理論に基づいて難易度がそろえられているため、異なる年度の成績を比較できるのが強みだ。
文部科学省には、学力だけでなく精神的なウェルネスに関する調査も期待しています。
文部科学省が教科書検定結果を公表
文部科学省は3月29日、2023年度から高校2年生が主に使う予定の教科書検定結果を公表しました。4月からの新しい学習指導要領では、科目再編のため「日本史探究」「世界史探究」「地理探究」「古典探究」の4教科が新設され、国語では「論理国語」と「文学国語」に分かれることとなります。
様々なメディアがいろいろな切り口から教科書検定結果について報じていますので、興味のあるところをご覧ください。
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