毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「文部科学省、3月にもICT端末の持ち帰り指針を公表」「特別支援学校、3740教室が不足」「Googleが小学生向けのプログラミング学習コンテンツ『CS First』を公開」について取り上げています。
文部科学省、3月にもICT端末の持ち帰り指針を公表
GIGAスクール構想で生徒1人1台のICT端末が配布されましたが、平常時は持ち帰りを禁止する学校が多いという課題があります。この問題の解消のために、文部科学省から「ICT端末の持ち帰り指針」が3月にでも公表される見通しです。
新型コロナウイルスの流行で全国で約5000校の小中学校が学級閉鎖や休校になる中、1人1台配布された電子端末の活用が進んでいる。ただ、平常時は持ち帰りを禁止する学校も多く、文部科学省は3月にも家庭での利用を認めるためのガイドラインを公表する。ITを駆使した家庭学習や部活動向けの新サービスも生まれており、厚みを増す授業外のデータが教育のデジタル化の鍵を握っている。
特別支援学校、3740教室が不足
障害のある子どもが通う全国の公立特別支援学校で昨年10月1日現在、3740教室が不足していることが1日、文部科学省の調査でわかった。特別支援学校に通う児童生徒は増えており、2年前の調査からさらに578教室が足りなくなった。文科省は補助金を手厚くして解消をめざすが、都市部では用地の確保が難しいといった課題もある。
文科省は、休校中を除く全ての公立特別支援学校(1096校)を対象に調査した。授業に支障が生じ整備が必要とした教室数と、今後の在籍者の増加を見込み整備を望んだ教室数を「教室不足数」とした。
不足分の3740教室のうち最も多かったのは大阪府の528教室。東京都(514教室)、千葉県(220教室)、埼玉県(191教室)が続き、都市部での不足が目立つ。
Googleが小学生向けのプログラミング学習コンテンツ「CS First」を公開
Googleが小学生のプログラミング教育を支援するカリキュラム「CS First」を公開しました。これは注目ですね。
CS Firstは、2014年に北米で開始し、これまで100以上の国の200万人以上の子どもたちと、7万人以上の教員が活用されているそうです。学習のベースはお馴染みのスクラッチですので、日本でもすぐに浸透しそうですね。私も時間を作って触ってみたいと思います。
CS Firstはこちらから。