毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は『ICT活用能力「教員免許に必要」文科省、中教審に提案』『高専機構が民間から「副業先生」の公募を開始』について取り上げています。
ICT活用能力「教員免許に必要」文科省、中教審に提案
教員免許や研修のあり方を議論している中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の特別部会が4日あり、教員の基本的な資質能力を再定義することを決めた。学習指導や生徒指導に加え、ICT(情報通信技術)や教育データを利活用する能力が、教員免許の取得に必要なこととされた。
中略
この日、文科省が示した案は、教職に必要な素養▽学習指導▽生徒指導▽特別な配慮や支援を必要とする子どもへの対応▽ICTや情報・教育データの利活用の5点。これらを具体化したものを「教員免許で担保すべき基礎的な能力」と位置づけ、教員をめざす学生らが受ける大学などの教職課程に反映する考えを示した。
今年の7月ごろに「教職課程でICT教育科目の履修を義務化する」というニュースがありましたが、今回のニュースは「教職に必要な素養」を整理し直したというところでしょう。ICT活用能力だけでなく、「情報・教育データの利活用」が入っているのがポイントで、ICTと同様に教職課程でデータ利活用が必修化されるかもしれませんね。今後の動向としては、教員採用試験などに入ってくるか注目です。
高専機構が民間から「副業先生」の公募を開始
国立高等専門学校機構は求人サービスのビズリーチと組み、実業界で活躍中の人材を全国の国立高専に教員として迎え入れる。第1弾として高知工業高等専門学校(高知県南国市)のサイバーセキュリティーの講義を受け持つ。教員は副業を前提とし、現在の仕事をしながら教壇に立つ。同分野は変化が激しく高度な技術がないと対応できないため、実務家に白羽の矢を立てた。
こちらについては先週の土曜日にブログを書きましたので、こちらをご覧ください。