先日、ようやく一般社団法人の銀行口座を開設することができました。個人の銀行口座とは違って、法人口座の開設は審査も厳しく時間がかかります。法人の銀行口座を作ったのは株式会社に続いて2つめでしたが、今回は特に時間がかかりました。非営利組織である一般社団法人の方が、営利組織である株式会社よりも社会的信用が高いと思っていましたが、銀行口座開設にあたっては一般社団法人の方が審査が厳しいように感じました。
一般社団法人の銀行口座開設
法人の銀行口座開設に必要な書類は、次の4つを求める銀行が多いです。
- 履歴事項全部証明書
- 法人印鑑証明書
- 手続きを行う人の本人確認資料(運転免許証等など)
- 事業内容を説明できる資料(公式ホームページや事業計画書など)
履歴事項全部証明書と法人印鑑証明書、本人確認資料は用意するだけなので特に問題ありません。4つめの「事業内容を説明できる資料」は、法人の公式ホームページに事業内容を記載していれば基本的に問題ないと思います。
8年前に株式会社の銀行口座を開設したときは上記の4つだけで大丈夫だったのですが、今回の一般社団法人の審査では事業実態確認書類として以下のいずれかの書類が追加で必要になりました。
- 営業許可書等
- 発注書
- 納品書
- 領収書
- 請求書
- 各種契約書
B to Cの小さなサービスの場合、契約書や発注書なんて当然ありません。本当はサービス開始前に銀行口座を開設したかったのですが、このような事情だったため8月1日の有料サービス開始まで待っていました。そうして8月1日に領収書をFAX(なんとメール添付はNG!)で送信し、無事に口座開設の承認を得ることができました。今回はオンライン決済サービスのおかげで銀行口座がなくても取引が行えて領収書を発行できたのですが、そうでない場合はとても困ってしまいますね。
上記の必要書類は各金融機関によって異なると思いますが、今回のように株式会社と一般社団法人で審査に違いがある銀行も多いと思います。一般社団法人で銀行口座を開設する際はご注意ください。