毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「わいせつ教員根絶法案、早ければ今月中に成立」「教職員のワクチン優先接種を提案」「全公立小にスクールバス導入を検討」「提言案にて公立中の少人数学級を言及」について取り上げています。
わいせつ教員根絶法案、早ければ今月中に成立
わいせつ教員対策の新法案が、驚異的なスピードで議員立法が成立しそうな見込みです。
自民党は12日、文部科学部会を開き、教員による児童生徒へのわいせつ行為をなくすための新たな法律案を了承しました。
「わいせつ教師は二度と教壇に立たせるべきではないと、(国会で)与野党から質疑がありまして。出来れば来週以降、国会の(法案審議の)ラインに乗せていきたい」(馳浩 元文科相)
自民党の文部科学部会では12日、教員によるわいせつ行為をなくすため自民党と公明党のワーキングチームでまとめた法案の条文審査が行われました。法案は、わいせつ行為で懲戒免職となった教員が免許を再取得する際、各自治体の教育委員会が再交付を拒否できるようにすることが柱です。
12日の部会で法案は了承され、今後、各党との調整の上、来週にも国会に提出、早ければ今月中にも成立する見通しです。
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素晴らしいですね。子供たちの安心・安全のためにも、1日でも早く実現されることを願っています。
教職員のワクチン優先接種を提案
萩生田光一文部科学相は14日の閣議後記者会見で、学校教職員への新型コロナウイルスワクチン接種を優先できないか河野太郎行政改革担当相に提案していることを明らかにした。「多くの児童生徒に日常的に接する教職員の感染を防ぐことは大事だ」としている。
萩生田氏は、医療従事者や高齢者への接種が完了する見通しとなれば、その後の対象者拡大に伴って、学校の体育館などが接種会場として想定されると説明。その際、教職員を優先することが効率的だとも指摘し、政府として専門家を交えた検討を進めるよう求めたという。
教職員の優先接種を提案
全公立小にスクールバス導入を検討
子供の登下校の安全を確保するため、国内の公立小学校へのスクールバスの導入を目指す勉強会が自民党内に近く立ち上がることが14日、分かった。政府への提言をまとめる方針で、議論が深まれば菅義偉首相が創設に意欲を示す「こども庁」の目玉政策にもなりそうだ。
中略
導入の対象は国内すべての小学校区。学校近隣に住む児童もいることから、希望者のみの利用を念頭に置いている。義務教育時期のため、費用は国の財政で賄うことを検討する。
子供の登下校の安全を確保するため、国内の公立小学校へのスクールバスの導入を検討しているようです。導入対象が「国内すべての小学校区」とありますが、地域によって事情は違いますので、柔軟に対応してもらいたいです。
また、記事の最後で触れている「統廃合などの影響で長距離通学」の対策については、スクールバスの導入よりも公立学校の通信制の方が効果的だと思います。こちらも検討を進めてもらいたいですね。
提言案にて公立中の少人数学級を言及
政府の教育再生実行会議(座長=鎌田薫・前早大総長)が検討している第12次提言案が判明した。生徒にきめ細かな指導を行うため、公立中学校の少人数学級化の検討を求めることなどが柱だ。月内にも菅首相に提出する。
提言案には、少人数学級を念頭に、「中学校を含め、学校の望ましい指導体制の在り方について検討することが求められる」という文言を盛り込んだ。