10年目の別れ、さようならEvernote…

2011年3月26日から使ってきたEvernoteの解約を検討しています。10年間使ってきたサービスなので我慢していたのですが、ここ数ヶ月間のユーザー体験があまりにも酷かったからです。どうやらプラットフォーム毎の開発フレームワークを統一するために、今まで使われてきたソースコードを全部捨ててしまったようですね。嗚呼、私が大好きだったEvernoteにはもう戻らないのですね…。


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Evernoteは第二の脳だった

私はEvernoteのヘビーユーザーです。Evernote無しでは、仕事はおろかプライベートの活動もおぼつかなくなるほどです。ずっと有料会員でEvernoteを使ってきました。

私はGTD(Getting Things Done)という手法でタスク管理をしているのですが、そのプラットフォームにEvernoteを使っていました。

Evernoteには仕事・プライベート問わずにタスクを全部放り込んでいます。またミーティングのメモや議事録、企画書や講座の叩き台はEvernoteで作成しており、「Evernoteは第二の脳」という表現も大袈裟ではありません。

もはや身体の一部になっていたEvernoteですが、昨年から改悪アップデートが続きます。細かいことを書いたらキリがありませんが、一番我慢ならないのは「動作がもっさり重たいこと」です。

Evernoteが遅いと頭の回転や仕事をこなす速度に支障をきたします。ずっと使ってきたので多少の不便さには我慢するつもりでしたが、こちらの記事を読んで「昔のEvernoteが戻ってくることはもうないんだ」と悟ってしまいました。

Evernoteもユーザーの間に不満が高まっているのは当然わかっていると思う。それでも、改善が進まないのは、改善できない理由があるからに違いない。ここで挙げたようにElectronを採用したことが原因であるとすると、大幅な改善は厳しいと思われる。一度捨てた各プラットフォームのソースを復活させるのは困難な作業だし、コストもかかる。

中略

現実的にはEvernoteが元の状態に戻ることは、おそらくないだろう。新しいフレームワークの中で改善を進めて、過去にあった機能を復活させていくしかない。

有料会員が減ってしまえば、GAFAに比べて経営基盤が弱いEvernoteはひとたまりもない。

Evernoteに残された時間はそれほどないかもしれない。

10年連れ添った相棒との悲しいお別れです。

Evernoteの移行先を検討中

Evernoteとの別れを決意したとはいえ、Evernote内には私の外部記録データが大量に保存されています。これらを捨てることはありえないので、がんばって新しいサービスに移行することになります。一大公共事業、もしくは脳外科手術に匹敵する気分です。

まだ情報収集の段階ですが、現在検討中の移行先は次の5つです。

  • Microsoft OneNote
  • Apple純正メモ帳
  • Notion
  • OmniFocus3
  • Nozbe

Notionが移行先の本命ですが、多機能なのがライフスタイルに合うか悩んでいます。DB機能なんて使うのかなぁ。

しっかり情報を集めて移行先を選抜していきたいと思います。