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25年ぶりに映画「アポロ13」を観ました

今日はオフでしたので、Netflixで映画「アポロ13」を家族と観ました。「アポロ13」は、1970年に月へ向かって打ち上げられたアポロ13号の爆発事故を描いた作品です。

アポロ13号は、センターエンジンの故障や酸素タンクの爆発など数えきれないトラブルに見舞われながらも、多くの人たちの協力で無事に生還を果たしました。この危機対応の鮮やかさか「成功した失敗 (“successful failure”)」や「栄光ある失敗」などと称えられています。

映画「アポロ13」は1995年に制作された作品で、実は中学生か高校生の頃に一度観たことがあります。今回25年ぶりにアポロ13を観ましたが、以前とは全然違ったシーンが印象に残りました。


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実話を元にした「栄光ある失敗」

アポロ13号が見舞われたトラブルは、打ち上げ2日前「風疹によるメンバー変更」から始まり、発射直後の「センターエンジンの故障」、「酸素タンクの爆発」、「電力の不足」、「二酸化炭素濃度の上昇」、「降下用エンジンによる軌道修正」、「司令船の再起動に必要な電力不足」、そして「大気圏突入時のハリケーン予報」がありました。(Wikipediaより)

最初にアポロ13を観たときは、絶望してしまうほどのトラブルを乗り越えていく宇宙飛行士と管制室のチームワークに感動しました。二酸化炭素吸収フィルターのアダプタをあり合わせの部品で作ったり、「司令船の再起動に必要な電力不足」を補うアイディアを出したりするシーンが印象に残っていました。

しかし今回一番印象に残ったシーンは、トラブルに見舞われた宇宙飛行士の家族たちが無事を祈るシーンでした。家族が泣きながらも無事を祈るシーンに心が打たれました。

アポロ時代から50年も経ち、近未来的なデザインの有人宇宙船クルードラゴンなどを見ていると「宇宙にいくリスク」を忘れてしまいがちでしたが、改めて宇宙飛行士とその家族に対して尊敬の念を抱きました。映画「アポロ13」を観て良かったです。

宇宙飛行士の映画はやっぱり面白いですね。ちなみに2021年4月には、エヴァ・グリーン主演の映画『約束の宇宙(そら)』が公開されます。宇宙飛行士とその家族の絆をテーマにした映画なので、とても楽しみにしています。