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学校のICT運営には教員チームを作って取り組もう

最近、生徒1人1台ICTデバイスを導入予定の学校の先生方から「中長期のICT運営」についてよく相談を受けています。そんなとき、私が最初にするアドバイスが「教員のICT運営チームを作りましょう」です。

学校からICT運営の仕事を任されるような先生は、ICTに詳しい先生であることが多いですよね。(もちろん、そうではない先生方もいらっしゃいますが。)先生自身がICTに詳しいため、ついつい仕事を一人で抱え込んでしまうケースが多く見られます。

しかしながら学校のICT運営の仕事は多岐にわたります。いくらICTに詳しいとはいえ、先生1人でこれらの仕事を全部まわすのは不可能です。そこでお勧めしたいのが、教員によるICT運営チームの結成です。


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ICT運営を教員チームで取り組む3つのメリット

ICT運営を教員チームで取り組むメリットは大きく3つあります。

一つ目のメリットは、マンパワーをすぐに確保しやすくなることです。

例えば校内でICTの教員研修を実施しようとした場合、研修準備をチームで分担することができます。これが1人だと、どんなに優秀な先生でも忙しくて潰れてしまいます。

加えて中長期で考えると、ICT運営は想像以上に人手が必要になります。100台を超えるICT端末へのMDM導入や備品の整理など、意外に肉体労働が多いです。外部の業者に頼む方法もありますが、学校内部である程度メンテナンスに動ける方がスムーズに運営できます。

二つ目のメリットは、ICT運営責任者の先生の負担が軽くなることです。

ICT運営は、中長期的な校内インフラ整備と、教員・生徒のICTリテラシ(ソフトパワー)の向上と、日常のトラブル対応の3つの視点で考えていく必要があります。これら時間軸の異なる3つの視点を持たなければならないICT運営責任者は大変です。ICT運営チームを作って、責任者の先生の負担を軽くしてあげる必要があるでしょう。

そして三つ目のメリットは、ICT運営会議によって教員集団の反応を予測できることです。

皆さんもよくご存知の通り、教員集団の中にはICTに前向きな人もいれば、ICTが苦手で避けたいと思っている人もいます。ICT運営に限らず、学校の大きな施策や方針がちゃんと機能するかどうかは、このような多様な教員集団に受け入れられるかに掛かっています。

ICT運営会議は、学校全体の教員集団を反映した、とまではいきませんが、ある程度の「多様な教師集団」を反映した場にすることができます。ICT運営会議を通して色々な先生方の意見や考え方を知ることができれば、「教員集団の反応」を予測して対策を打ちやすくなります。

さらにはICT運営チームに参加している先生方が味方となって、他の先生方への根回しやワンクッションを役割をしてくれます。これは大変大きなメリットです。

以上の理由から、学校のICT運営には教員チームを作って取り組むことをお勧めします。


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