年末年始の時間を使って、先日のコーチングセミナーで教わった「人生の棚卸し」を行ってみました。自分の人生を振り返ってみたところ、ポジティブな出来事が24個、ネガティブな出来事が14個ほどになりました。そしてこれらの出来事を掘り下げることで、無自覚だった「自分の価値観」に気づくことができました。ちょっとした人生の棚卸しですね。やり方を知っていれば手軽にできるワークですので、よかったら挑戦してみてください。
「自分の価値観」の見つけ方
最初に、自分の人生を幼少期から振り返りながら「強く印象に残っている出来事」を付箋でリストアップしていきます。誰かに自分の人生を語るようなイメージですね。
次に、リストアップした出来事が自分にとってポジティブ/ネガティブかを分類していきます。ネガティブの出来事が多くても全く問題ありませんので、気にしないで行いましょう
最後に、その出来事を深く振り返って、その時の自分の感情を思い出しましょう。嬉しかった出来事なら、「何が」「どうして」嬉しかったのか。悲しかった出来事なら「何が」「どうして」悲しかったのか。
そうして自分の感情を掘り下げてみると、無自覚だった「自分の価値観」を発見することができます。
例えば私の一番幼いころのポジティブ出来事は、南アフリカのヨハネスブルクにて満点の星空を観たことです。大人になってから沢山の星空を観てきましたが、この時の星空が一番美しかったです。この体験が私の「宇宙好き」という価値観の原点でした。
ネガティブ体験だと、例えば私は小学校二年生の頃、イジメられていた女の子がハサミを忘れて困っていたのをみて、自分のハサミを貸しました。それがキッカケで、女の子の代わりに私がイジメられることになってしまいました。
子供の頃はそのことで随分と悩みました。でも高校生なったころに「塩狩峠」という本を読んで、「自分の心が正しいと思うことをして良かったんだ!」と思えるようになりました。これらの体験から、「周りと違っても自分の心が正しいと思うことをする」という価値観を持つようになりました。
こんな風に振り返っていくのですが、期間が長いと大変なので、私は幼少期(0歳〜12歳)と学生時代(13歳〜)と社会人時代(就職後〜現在)の3つに分けてそれぞれ行いました。今回の振り返りで、幼少期の体験から8個の価値観、学生時代の体験から15個の価値観、そして社会人時代の体験から15個の価値観を再発見することができました。
過去の体験に根ざした自分の価値観は、新しい挑戦を始める時やキャリアを変える時などの判断基準として助けてくれます。自分を振り返るおすすめのワークですので、よかったら挑戦してみてください。