今日は私のお気に入りの図鑑「宇宙プロジェクトがまるごと分かる本〜人類の宇宙開拓60年間の軌跡」を紹介します。私は天文学の分野は詳しいのですが、宇宙開発の分野はそこまで詳しくありませんでした。
私が参加している宇宙ビジネスのコミュニティABLabでは、宇宙開発の様々な分野が話題になります。ABLabで色々な人の話を聞いているうちに、宇宙開発についても強く興味を持つようになり、こちらの本を購入しました。
この図鑑は、写真と解説とのバランスが良いのが特徴です。また、扱っている内容のレベルも難しすぎず、かといって易しすぎないのもお勧めポイントです。宇宙好きの大人や子供にお勧めしたい一冊です。
書籍紹介
目次は以下の通りです。
この図鑑は、写真と解説とのバランスが良いのが特徴です。また、扱っている内容のレベルも難しすぎず、かといって易しすぎないのもお勧めポイントです。
例えばアプロ11号の打ち上げから帰還までのプロセスを説明したページでは、次のようになっています。
写真や絵もたくさん使われているので、宇宙好きの子供にもおすすめです。残念あがらルビは振られていないため、小学生にはちょっと難しすぎるかもしれませんが、中高生なら問題ないでしょう。
この図鑑の一番のお勧めポイントは、Chapter 1「宇宙プロジェクト60年間の記録」です。ここを目当てに購入したと言っても過言ではありません!
この章では、世界初の人工衛星スプートニク1号が打ち上がった1957年から、この書籍が出版された2019年までの約60年間の、宇宙開発のダイジェストがまとめられています。
1968年 人類初の月面着陸にアポロ11号や、1970年 日本初の人工衛星おおすみ、1986年 世界に衝撃を与えてチャレンジャー号事故、1998年 国際宇宙ステーション(ISS)の建設開始、2010年 はやぶさに2019年のはやぶさ2などなど。人類のマイルストーンとなった宇宙における出来事が紹介されています。
残念ながら今年の歴史的快挙であるスペースXの有人宇宙船「クルードラゴン」の打ち上げ成功については書かれていませんが、出版された2019年までの宇宙開発の歴史をさらうには最適な本だと思います。
私はリビングにこの本を置いており、休憩中や食後のリラックスタイムに楽しんでいます。宇宙好きの方は、ぜひお試しください。