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先生のための Weekly 教育ニュース(10/26〜11/1)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「年始の大連休要請は学校を除く」「小人数学級の予算、文部科学省と財務省が議論」「2025年PISAに英語テストが追加」について取り上げています。


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年始の大連休要請は学校を除く

年始の休みを延長し、休暇を分散させる対策について、政府は、授業日数が足りない事情もあり、学校に対しては休暇の延長を求めない方針を示した。

萩生田文科相「ことしは、もうすでに全国一斉休校含めて、授業時間が足りないということで、学校に対して、休業の延長等を要請することは考えておりません」

適切な判断だと思います。年末年始の休みは「学校の設置者」の判断で調整できますので、文部科学省が一律に要請する必要はないでしょう。

小人数学級の予算、文部科学省と財務省が議論

文部科学省と財務省が小人数学級の予算について議論をしています。

文部科学省は「コロナ下の感染症対策」として「小人数学級の必要性」を説く戦略のようですが、個人的にはイマイチだと思っています。コロナ対策として予算を獲得できたとしても、今年度だけの限定的な予算の可能性が高くなってしまうからです。むしろ財務省はその落とし所を狙っている気がしています。

文部科学省が目指している小中学校での少人数学級の導入に対し、財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の作業部会で否定的な意見が相次いだことについて、萩生田光一文科相は27日の閣議後記者会見で、「学校現場から効果や必要性を訴える声は大きい」と反論した。

文科省は来年度予算の概算要求に、小中学校の学級規模を段階的に小さくしていくための経費を、金額を示さない「事項要求」として盛り込んでいる。年末まで続く予算編成の過程では、財務省との激しい攻防が水面下で展開されそうだ。

2025年PISAに英語テストが追加

経済協力開発機構(OECD)は、2025年PISAのオプション調査として「外国語(英語)スキル」を追加すると発表しました。(オプション調査とは必須ではない調査科目です。)

PISA外国語スキル調査では「読む」「聞く」「話す」の3技能が対象になっておりCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)で評価される点にも注目です。