昨日に引き続き、小学生にも大人にもお勧めできる本紹介です。タイトル「失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!」です。15万部突破のベストセラーですので、既にご存知の方も多いのではないでしょうか。
この本では、英雄や成功者として紹介されている偉人たちの「意外にも大失敗したエピソード」を取り上げることで、失敗から学ぶことの大事さを子供たちに伝えてくれます。漢字には全部ルビが振られているので、小学校3年生ぐらいのお子さんから読むことができます。
そしてこの本、AmazonのPrime Reading対象本のため、なんとプライム会員であれば無料でKindle版を読むことができるのです!大人が読んでも楽しめるお勧めの本ですので、良かったら読んでみてくださいね。
書籍紹介
この本で紹介されている偉人たちは次の通り。
- ライト兄弟〜聖光にしがみつく失敗
- 二宮尊徳〜逃げ出す失敗
- ココ・シャネル〜「イケてない」と言われる失敗
- ダリ〜天才ゆえに死にかける失敗
- ベーブ・ルース〜グレる失敗
- 夏目漱石〜引きこもる失敗
- フロイト〜人の意見が聞けない失敗
- 与謝野晶子〜正直すぎて炎上した失敗
- ベートーヴェン〜助けてくれと言えない失敗
- スティーブ・ジョブズ〜居場所を失う失敗
- 手塚治虫〜悪口を言う失敗
- アインシュタイン〜得意なこと以外、まるでダメ失敗
- オードリー・ヘプバーン〜コンプレックスをかかえる失敗
- 孔子〜理想が高すぎる失敗
- ノーベル〜ナイーブすぎた失敗
- ドストエフスキー〜ギャンブルにハマる失敗
- ピカソ〜新しすぎた失敗
- 野口英世〜調子に乗る失敗
- 黒澤明〜こだわりすぎる失敗
- ダーウィン〜親の期待を裏切る失敗
- マッカーサー〜相手をバカにする失敗
- ウォルト・ディズニー〜ナメられる失敗
- カーネル・サンダース〜いろいろ失敗
- お父さん・お母さん〜愛しすぎる失敗
例えばスマートフォン(iPhone)を世に出した天才スティーブ・ジョブズのエピソードを覗いてみましょう。エピソードの最初は、次のように偉人たちの紹介から始まります。
偉人の紹介が終わると、メインである「意外にも大失敗した偉人のエピソード」になります。このパートが子供たちには大人気で、「アチャ〜〜〜〜〜〜!!!」と大喜びすることが多いです(笑)。
「アチャ〜」パートが終わると、まとめパートに入ります。失敗エピソードから偉人はどうやって立ち直ったのか、そして失敗エピソードからはどのような教訓が得られるのかについて書かれています。(文章構成も整っていて、中学受験の読解対策にも使える教材だと思います。)
このようなパターンで、「失敗図鑑」には24人の偉人のエピソードが紹介されています。(特に24番目の偉人がお勧めですね!)
「失敗を恐れずに挑戦する」というマインドセットを、小さい頃から子供たちに教えてくれる素敵な本だと思います。皆さんもぜひ一読して、子どもや教え子に読ませてあげてください。