学校向け G Suite 導入のよくある質問(4)保護者アカウントを作成するメリットはなんですか?

私は教育・ICTコンサルタントの仕事で、学校向けG Suite for Educationの導入サポートを行っています。先日、ある学校の先生から「保護者アカウントを作成する理由はなんですか?」と質問を受けました。G Suite for Educationは無料サービスですので、保護者アカウントを追加で作成しても費用はかかりません。今日は保護者アカウントを作成するメリットについて紹介したいと思います。


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保護者アカウントの3つのメリット

G Suite for Educationで保護者アカウントを作成するメリットは、次の3点です。

  • 保護者個人への連絡手段(Gmail, Google Meet)
  • 保護者からの提出物を効率的に回収(Googleフォーム)
  • 保護者集団への連絡手段(Googleクラスルーム)

1つめのメリットは、「保護者個人への連絡手段(Gmail, Google Meet)」を確保できる点です。コロナで9個になった際、保護者への連絡手段が確立できずに苦労した学校は多いかと思います。保護者アカウントを作成すれば、保護者に対して学校公式のメールアドレスを配布することができます。

ただし、今は「保護者のプライベートメールドレス」を集めて連絡手段を確保した学校がほとんどだと思いますので、メール連絡のメリットはあまり感じないかもしれません。むしろGoogleのビデオ会議システム(Google Meet)を簡単に使える方がメリットとして大きいでしょう。Zoomを使われている学校もあると思いますが、障害時のバックアップとしてGoogle Meetを用意しておくと心強いと思います。

2つめのメリットは、「保護者からの提出物を効率的に回収(Googleフォーム)」することができる点です。Googleフォームを使えば、保護者へのアンケート調査はもちろんのこと、保護者会や各種イベントの出欠連絡など、あらゆる提出物を効率的に回収すること可能になります。

もちろんGoogleフォームは誰でも使えるサービスですので、わざわざG Suiteで保護者アカウントを作らなくても利用できます。しかし、学校側で保護者アカウントを作成すれば、よりセキュアに提出物の回収を行うことができるのです。具体的には、フォームの内容は学校関係者以外には見れなくすることができます。

そして3つめのメリットは、「保護者集団への連絡手段(Googleクラスルーム)」を作れる点です。Googleクラスルームは授業で使うイメージが強いですが、保護者に対してもGoogleクラスルームを使うことができます。これにより、保護者への配布物をすべてペーパレス化することができます。「子供が配布物を保護者にわたし忘れた」は、学校あるあるだと思います。保護者専用のGoogleクラスルークを作れば、この課題を解決することができます。

最後に、保護者向けクラスルームを運用する際にお勧めのルールを紹介します。

  • 保護者に対する全ての配布物と連絡事項は、Googleクラスルームにアップする(=Googleクラスルームにアクセスすれば、必要な情報が全て得られる状態にする)
  • 重要な連絡事項と配布物は、Googleクラスルームにアップするだけでなく、メールでも一斉連絡する(保護者会のお知らせや災害による休校情報など)
  • Googleクラスルームのコメントはオンにして、保護者からの質問があったらオープンな場で先生が返信する

Googleクラスルームで保護者コメントを受け付けるのに不安を感じるかもしれません。大丈夫です。Googleクラスルームは、他の保護者からも見えているオープンな場ですので、無茶なコメントは出にくくなります。先生と保護者が1対1で話しているときに無茶な要望をいう保護者も、保護者会では同じ内容を発言できないのと同じです。クラス担任の先生は、個別対応ではなく保護者集団に対してコミュニケーションを取っていくことをお勧めします。