毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「小学校5・6年生の教科担任制導入案(英語・算数・理科)」「SSHとSGHの認定制度が創設」「Googleのキャリア認定の教育プログラム」について取り上げています。
小学校5・6年生の教科担任制導入案(英語・理科・算数)
文部科学省が第12回「新しい時代の初等中等教育の在り方特別部会」を開催し、中教審答申案の作成に向けた「中間まとめ骨子案」を公開しました。「中間まとめ骨子案」のポイントは次の3点です。
- 教科担任制は小学校高学年(5年生・6年生)が対象
- 本格的な導入時期は令和4(2022)年度
- 教科担任生の候補は外国語・理科・算数
「中間まとめ骨子案」などの会議資料は、こちらからチェックできます。
SSHとSGHの認定制度が創設
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とスーパーグローバルハイスクール(SGH)の認定制度、「スーパーサイエンスハイスクール認定制度(仮称)」と「スーパーグローバルハイスクール課程認定制度(仮称)」が新しく創設される方針ことになりました。
この方針が発表された中央教育審議会の第10回「新しい時代の高等学校教育の在り方ワーキンググループ」の資料は、こちらからチェックできます。
Googleのキャリア認定の教育プログラム
速報です。Googleが「キャリア認定の教育プログラム」を発表しました。日本のメディアでは大きく取り上げられてはいませんが、今後の教育業界に大きなインパクトを与える可能性があります。高校の進路指導に携わっている先生は、今からチェックしておきましょう。
Googleの「キャリア認定の教育プログラム」の特徴は次の通りです。
- 費用は大学学費の数分の1程度
- プログラム受講に学位や経験は不要
- プログラムの職種はプロジェクトマネージャー、データアナリスト、UXデザイナー
- プログラムは6ヶ月で終了
- プログラムはオンライン教育で実施
- プログラムの修了後、Googleが就職活動をサポート
- Googleの採用では「プログラムのキャリア証明書」を「大学4年相当の学位」として扱う
このようなGoogleの試みが上手く機能したら、GAFAクラスのグローバル企業は競ってジョブ型の教育プログラムを打ち出すでしょう。なにせ企業にとっては、埋もれている若い才能を掘り起こし採用する絶好のチャンスなのです。近い将来、非ジョブ型の4年制大学に進学するよりも、Googleなどのジョブ型教育プログラムを選ぶキャリアが主流になるかもしれませんね。
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