【まとめ】東京都立高校入試で出題範囲から除外される単元

昨日、東京都教育委員会から来年の都立高校入試について、例年よりも出題範囲を狭めて実施する旨が発表されました。都立高校入試では、中学1〜2年生の学習内容に加えて、中学3年生の1年間の学習内容の約7か月程度の分量を出題範囲とするそうです。そこで今日は、東京都立高校入試で出題範囲から除外される単元について紹介します。東京の中学校にお勤めの先生はもちろん、高校の先生方も目を通しておくと良いでしょう。


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出題範囲から除外される内容

東京都教育委員会の公式発表からの引用です。

教科除外される内容
国語中学3年生の教科書で学習する漢字
数学中学3年生で学習する内容のうち、次に挙げる内容
〇 三平方の定理
〇 標本調査
英語関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び
目的格のthat、whichの制限的用法
※ 同様の働きをもつ接触節も出題しない。
社会公民的分野のうち、次に挙げる内容
〇 『私たちと経済』の「国民の生活と政府の役割」
〇 『私たちと国際社会の諸課題』
理科各分野のうち、次に挙げる内容
〇 第1分野
・ 『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」
・ 『科学技術と人間』
〇 第2分野
・ 『地球と宇宙』の「太陽系と恒星」
・ 『自然と人間』

なお、適性検査は「将来の進路に対する目的意識、6年間の一貫教育の中で学ぼうとする意欲、課題発見・解決能力等の適性等について見ることから、出題範囲の限定は行わない」とのこと。

また、入試日程は当初の予定通りで、一般入試は来年2月21日に実施するそうです。

今回は東京都の高校入試についての発表でしたが、同様のことが大学入試や中学入試の現場でもこれから起こるでしょう。大学入試については、今月中に出題内容の方針が発表される予定です。大学入試の関係者は、文部科学省の動きに注意しておきましょう。