今日は中学受験模試の保護者会で講演を行ってきました。首都圏模試センターの小学5年生を対象にした模試(統一合判)で、試験を受けているお子さんを待っている時間を使って、保護者の方々に教育のお話をさせて頂きました。
今日の聞き手は中学受験を考えている保護者でしたので、私立中学校の選び方についてお話をしました。私自身も中学受験経験者なので気持ちは分かるのですが、偏差値を第一にした学校選びをされる方がまだまだ多い印象です。
偏差値が高い学校(アドミッションポリシー)=教育がしっかりしている学校(カリキュラムポリシー)=進学実績が良い学校(ディプロマポリシー)、という等式が成り立っていた時代は、偏差値で学校を選んでも良かったと思います。
でも今は、時代が違います。大学入試が変わりつつあり、中学高校の教育も変わってきて、さらに言うと「少しでも高学歴になることが我が子の幸せを保証する時代」ではなくなってきています。偏差値だけで学校選びをすることは、とてもリスクが高いと私は思います。偏差値軸とは別に「学校選びの軸」を持つことが大事だとお話をさせて頂きました。
今の時代、保護者の方々は本当に忙しいと思います。お子さんが中学受験をするのであれば、輪にかけて忙しい日常だと思います。でも、時間を作って志望校の情報を集めてください。その学校がどんな教育をしているのか。その学校にはどんな先生が働いていて、どんな教育理念をもっているのか。校長はどんなビジョンを持っているのか。これらの情報を集めて、お父様お母様が共感できる学校を探してみてください。
首都圏の学校情報を集めるには、学校の公式ホームページやブログ、学校説明会に参加するだけでなく、首都圏模試センターさんの学校取材記事や私立学校研究家の本間勇人先生のブログなどをチェックすることがおすすめです。また、FacebookやTwitterなどのSNSで「学校名」を検索すると、情報発信をしている先生方を見つけることができます。時間がある時にでも、ぜひ探してみてください。
「子供達の未来を明るく照らす学校選び」ができることを心より願っています。