生成AIの登場によって、プログラミング教育の意義をあらためて問い直す機会が増えています。AIに指示してコードを書かせる――いわゆる“バイブコーディング”のようなプログラミング手法が広がるなかで、「AIがSTEM教育を静かに変えている」というエッセイが興味深かったので紹介します。
記事では、40年前にはNASAに憧れた学生が物理学者や技術者を志し、その20年後にはグーグルなど大手テック企業の魅力が多くの若者をコンピューターサイエンスへと向かわせ、そして現在は若者の夢がAIによって大きく形づくられている——と時代の推移が描かれています。記事の一節、「本当に求められるのは、AIを自分の専門分野に統合する力だ」──は、まさに現在の潮流を言い当てています。
AIによってSTEM教育はどう変わるのか。関心のある方は、ぜひリンク先の記事をご一読ください。
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2010年代初頭、STEM(科学、技術、工学及び数学)系の教科が得意で大学進学を目指すほぼすべての若者は、同じアドバイスを受けたものだった。それは「コーディングを学べ」だ。
プログラミング言語のPythonは、かつてのラテン語のような必修教養となった。コンピューターサイエンスを学ぶことこそが、安定と高収入、そして将来性のある人生への切符とされた。
福原将之の科学カフェ 「福原将之の科学カフェ」では、学校の先生や小学生・中学生・高校生の保護者に向けて、教育に関する情報を発信しています。カフェで読書をするような気楽な気持ちでお楽しみください。
