昨日に引き続き、分析ツール「Tableau(タブロー)」のお勧め参考書籍の紹介です。データサイエンスの花形といったら人工知能(機械学習)のイメージがありますが、素人がいきなり始めるにはハードルが高いですよね。そんな時にお勧めなのがこちらの書籍「Tableauで始めるデータサイエンス」です。データサイエンスをTableauとPythonの組み合わせで学ぶことができる入門書です。機械学習の入門書としては秀逸な内容でしたので、人工知能にチャレンジしてみたい方はぜひ読んでみてください。
Tableauを使って機械学習を学ぶ本
目次は以下の通りです。
- 第1章 Tableau「で」始めるデータサイエンスとは?
1.1 データサイエンスって何だろう?
1.2 データサイエンスのプロセスサイクルとTableauプロダクト
1.3 Tableauって何だろう?
1.4 Tableauをインストールしてみよう! - 第2章 基礎体力編
2.1 可視化の基本
2.2 データ準備の基本
2.3 機械学習の基本 - 第3章 実践編:実データでデータサイエンスのサイクルを回してみる
3.1 銀行顧客の定期預金申し込みを推論してみよう!
3.2 東京23区のマンション価格を推論してみよう!
3.3 気象情報を考慮して電力需要を推論してみよう! - 第4章 展望編
4.1 AIとBI連携の重要性
4.2 データサイエンティストを目指す次のステップとは
4.3 データ活用の次のステージ:必要なスキルセットとは
4.4 この次にどこを目指していくべきか
この本の一押し箇所は、第三章の実践編です。機械学習を使ったデータ予測(推論)を、3つの事例から学ぶことができます。機械学習に必要なプログラムコードは全部書いてあるため、書籍を読みながら実際に手を動かして機械学習を体験することができるのです。異なるタイプの事例が3つあるのも嬉しいポイントですね。
ひとつ気をつけなければならないのは、こちらの書籍で学べる機械学習はPythonを使ったものである点です。最近、TableauはセールスフォースのAIと連携したTableau CRM (旧称 Einstein Analytics)という機械学習のサービスをリリースしましたが、こちらについて学べる本ではないことにご注意ください。
Tableau CRMについて興味のある方は、こちらのブログをお勧めします。