昨日、「学校と塾をつなぐ」入試直前オンライン情報交換会にオブザーバー兼サポートとして参加させて頂きました。今年はコロナの影響によって、学校の広報活動が例年よりも大きく制限されてしまっています。そこで首都圏模試センターさんは、私立中学校の先生方と、学習塾の先生・スタッフの方々をつなぐオンライン交流会を企画しました。私も微力ながらお手伝いさせてもらったのですが、学校と塾、そして塾と繋がっている保護者の方々にとて大変貴重な機会になったと思います。
首都圏を4つのエリアに分けて情報交換
こちらが首都圏模試センターさんの公式ページです。
11月30日時点で参加校は47校でしたが、最終的には52校もの私立中学校の先生方がオンライン情報交換会に参加されていました。
情報交換会当日は、①千葉・埼玉・茨城エリア、②東東京エリア、③西東京エリア、④神奈川エリアの4つに別れて、私立学校と学習塾の先生方が「多対多」で交流するスタイルで行われました。
私は②東東京エリアに参加したのですが、激戦区なだけあって大変多くの先生方が参加されていました。
しかしながら参加人数が多くなればなるほど、1人あたりの話す時間が短くなってしまいます。せっかくの情報交換会なのに大丈夫かな、とうい心配があったのですが、そこは流石の首都圏模試センターさんです。
情報交換会のエリアごとに首都圏模試センターさんのスタッフが入り、私立中学校の先生と学習塾の方々の橋渡しをするファシリテーターの役割を担われていました。
最も人数が多かった②東東京エリアでは、同センター取締役・教育研究所長北一成氏がファシリテーターをされていたのですが、見事に共感的な場を創出されていました。流石です。
私立学校の最新コロナ対策を共有
今回の入試直前オンライン情報交換会では、やはり各私立学校の最新コロナ対策が大きな注目を浴びていました。入試直前から入試当日におけるコロナ感染対策や、社会状況が悪化した場合の対応などが話題となりました。
首都圏で感染が拡大していることもあり、先生方は冷静に感染状況を見極めて、そして最善の対策を打てるようにと、組織一丸となって取り組んでいる様子が伝わってきました。
塾の先生方も協力を惜しまない姿勢で、入試当日の受験生への応援へ駆けつけることを自粛する塾もありました。その代わりにオンラインで受験生を激励したり、LINEでメッセージを送ったりと、withコロナ時代の応援方法を模索されていたのが印象的でした。
いずれにせよ、来年の中学受験は例年とは全く異なる受験となることでしょう。実際、男子御三家の開成中学校は2月23日(火・祝)に追試を行うと既に発表しています。私立学校研究家の本間勇人先生も予測しているように、来年の中学入試は2月いっぱい続くことになるでしょう。
このような状況ですので、今回の「学校と塾をつなぐ」入試直前オンライン情報交換会は、学校と塾の双方にとって大変貴重な機会になったのではないでしょうか。