東京大学の藤井輝夫学長が、毎日新聞のインタビューにて「入試を多様化したい」と発言し、大きな注目を集めています。東大が、従来の一般選抜(一般入試)とは異なる入試枠の拡充を検討していることは、教育界全体に大きな影響を及ぼすことが予想されます。
現在、国公立大学の入学者全体に占める総合型選抜と学校推薦型選抜の割合は、既に51.0%を超えています。東大の入試改革により、この傾向がさらに加速する可能性が高まっています。
東大の多様な入試導入は、2028年度入試(2027年度実施)以降を想定しているため、まだ先の話ではありますが、教育関係者や中高生の保護者の方々は、この変化の波を意識しておくことをおすすめします。
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東京大の藤井輝夫学長が6日、毎日新聞の単独インタビューに応じ、筆記試験のみの一般選抜(一般入試)ではない形式の入試枠の拡充を検討していることを明らかにした。面接などで多角的に志願者を評価する仕組みが想定され、2028年度入試(27年度実施)以降の導入に向け学内で議論している。狙いについて、藤井学長は東大で学生の多様化が進んでいないことを挙げ「入試を多様化したい」と述べた。
中略
藤井学長は学校推薦型選抜について「枠を増やすかどうかを含めて検討する。まずは志願者数を増やさなければならない」と言及。総合型選抜を導入する可能性については明言を避けたが、多様な入試について「検討を開始している」と述べた。