毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「文部科学省調査、外国籍児の不就学8600人」「日本語指導が必要な児童生徒6.9万人、15年間で倍増」「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会が開催」について取り上げています。
文部科学省調査、外国籍児の不就学8600人
義務教育段階の年齢で小中学校や外国人学校などに通っていない不就学か、不就学の可能性がある外国籍の子どもが2023年5月時点で8601人いることが8日、文部科学省の調査で分かった。前回22年から418人増加した。調査を始めた19年以降で初めて増えた。文科省は外国籍児全体の人数が増加したことが要因とみている。
全国1741市区町村の教育委員会を対象に調査。住民基本台帳に登録されている外国籍の子どもは小学生相当が10万6540人、中学生相当が4万4155人の計15万695人で、前回から10.1%増えた。
日本語指導が必要な児童生徒6.9万人、15年間で倍増
公立小中高等に在籍する日本語指導が必要な児童生徒数は2023年5月時点で69,123人であることが、文部科学省が2024年8月8日に公表した調査結果から明らかとなった。前回(2021年)調査より1万816人(18.6%)増加、2008年と比べると約2倍となっている。
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会が開催
文部科学省は、2024年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)生徒研究発表会表彰校を決定した。埼玉県立浦和第一女子高等学校に文部科学大臣表彰を授与し、のべ48校を表彰した。
文部科学省と国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)は、全国のSSH指定校などの生徒が日頃の研究成果を発表する機会を提供し、生徒の科学技術に対する興味・関心を一層喚起することを目的に、SSH生徒研究発表会を2004年度より開催している。今回は、参集およびオンラインを組み合わせた複合形式で開催し、SSH指定校および過去に指定経験のある学校231校の生徒・教員が参加した。