毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「教員給与上乗せ 10%以上に引き上げの案盛り込みへ 中教審部会」「情報Ⅰに対する不安トップは、生徒の理解度が共通テストレベルかわからない」「eスポーツ人材を育てる『KONAMI eスポーツ学院』が設立」「駿台とatama plus、資本業務提携…オンライン塾を本格始動」について取り上げています。
教員給与上乗せ 10%以上に引き上げの案盛り込みへ 中教審部会
教員の給与のあり方や働き方改革を議論してきた中教審の特別部会が、教員の月給を上乗せする代わりに残業代を支払わない現在の枠組みは維持した上で、半世紀ぶりに上乗せ分を引き上げ現在の4%から10%以上とすることを、素案に盛り込む方向であることがわかりました。
文部科学省の中教審=中央教育審議会の特別部会は、去年6月から教員の働き方改革や処遇改善を検討していて、公立学校の教員の給与については50年以上前にできた「給特法」という法律で、当時の月の残業時間、およそ8時間分にあたる月給の4%を上乗せする代わりに残業代を支払わない仕組みのあり方が議論されてきました。
情報Ⅰに対する不安トップは、生徒の理解度が共通テストレベルかわからない
私も高校で情報Ⅰの教育支援をしていますが、先生方が感じる不安はよく分かります。
株式会社プログラミング総合研究所は、2025年の共通テストから導入される「情報Ⅰ」科目に対する教員の意識や学校現場の状況について、全国の教員・学校関係者462名を対象にアンケート調査を実施した結果を発表した。
プログラミング総合研究所は、株式会社スプリックスと株式会社サイバーエージェントの共同出資で2020年に設立された。プログラミング能力検定の開発・実施を行う「プログラミング能力検定協会」の事務局として運営を行っている。
eスポーツ人材を育てる「KONAMI eスポーツ学院」が設立
「第一学院高等学校」のサポート校として、eスポーツ界で活躍できる人材を育てる「KONAMI eスポーツ学院」の3年制が設立されます。個別最適化の新しい時代の取り組みですね。
「KONAMI eスポーツ学院」ではeスポーツ人材を育てるための幅広いカリキュラムを提供しており、第一学院高等学校では2020年4月より同校と提携し、eスポーツコースを展開しています。「KONAMI eスポーツ学院」でのeスポーツに関する知識やスキルを修得をメインとしながら、第一学院高等学校で高等学校の卒業を同時に目指します。
駿台とatama plus、資本業務提携…オンライン塾を本格始動
駿河台学園は2024年4月5日、atama plusの株式の35.5%を取得し資本業務提携を締結した。今回の提携により、atama plusは4月8日から「マンツーマンAI×担任サポート制」の学習塾「atama+オンライン塾」を本格展開する。2週間無料体験を受付中。
中略
atama plusでは、長年の教育ノウハウをもつ駿台との提携により、2023年に開校した「atama+オンライン塾」を本格始動することを決定。学習コンテンツの拡充や進路相談などのサポート体制強化に取り組んでいくことで、ひとりひとりの目標の実現に伴走するとしている。
atama+オンライン塾は、「マンツーマンAI×担任サポート制」の学習塾。AI教材「atama+」による個別最適な学習と、担任スタディトレーナーによるデータに基づいた計画立案で、自宅などでの学習継続をサポートする。対象は中学生、高校生、既卒生で、料金は定額制(月額2万2,000円~)。