生成AIを活用した学校での業務効率化や授業の実施が進む中、家庭学習の分野でもその活用が広がりつつあります。今回紹介する記事では、鹿児島県の高校生がChatGPTを利用し、会話表現や英作文の技術を磨き、見事英検準1級に合格した事例が挙げられます。英検準1級は欧州共通参照枠(CEFR)でB1〜B2レベルに位置付けられ、使用者が自立して言語を使いこなせることを証明する水準です。
このように、家庭でのChatGPTなどの生成AIを活用した学習事例が増加する一方で、生成AIに接する機会のないまま社会に出る子どもたちもいます。社会におけるAI格差が生じないよう、学校教育におけるAI教育の導入が急務となっています。
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鹿児島県立種子島中央高校(中種子町)普通科の1年石堂和佑紀さんが、実用英語技能検定(英検)準1級に合格した。対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を活用し、会話表現や英作文のスキルを磨いた。
準1級は大学中級レベルの難関資格。映画「スター・ウォーズ」を英語で理解したいと思ったのが挑戦のきっかけだ。南種子中学校時代に英会話教室へ通い、高校入学直後、2級に合格。単語や文法など基本知識は参考書に頼り、より実践的な英語を学ぶ手段として家族が使っていたパソコンソフトに着目した。