生成AIを搭載した英語のスピーキング学習アプリ「ELSA AI」のセミナーに参加しました

昨晩、AIを実装した英語の発音矯正アプリ「ELSA AI(エルサ エーアイ)」のオンラインセミナーに参加しました。「ELSA AI」は、個々の音素レベルで発音の評価をAIによって分析し、評価とフィードバックを提供する革新的なアプリケーションです。このアプリは、英語の初心者からビジネス環境で英語を使用する上級者まで、幅広いレベルの学習者に対応しています。

最近、ELSA AIはさらなる一歩を踏み出し、「ELSA Speak Voice AI Tutor」という新機能を導入しました。これにより、定型のシチュエーションだけでなく、さまざまなテーマやシチュエーションで英会話の練習が可能になりました。このような進化は、個々の学習者だけでなく、学校や塾などの教育機関でも利用でき、特に発音の個別最適化が困難な授業環境での効率的な練習を可能にします。

セミナーでは、学校での「ELSA AI」の利用事例が多数紹介され、非常に興味深いものでした。AIとICTを活用した英語スピーキングの授業に興味がある方は、ぜひチェックしてみてください。


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ELSA AIの紹介

「ELSA AI」は、発音矯正アプリ「ELSA Speak」に新たにAI英会話機能が組み込まれた、画期的なサービスです。2015年にGoogleのAI投資部門から資金提供を受けて以来、世界100カ国以上で5400万人のユーザーに支持されており、シンガポール航空、インテル、京都大学など、全世界の多岐にわたる企業や教育機関で活用されています。最新の動向として、武蔵高等学校中学校がELSAの試験導入を発表しました。

このアプリを使えば、学習者は自分の英語スピーキングの弱点(発音、アクセント、イントネーション、流暢さ、語彙力、文法など)を短期間で特定し、改善することができます。ELSAの主要な特徴は以下の3つです:

  1. 個別のスピーキングの弱点評価: 学習者のスピーキング能力の各面を深く分析します。
  2. 学習科学に基づいたフィードバック: 効果的な学びをサポートします。
  3. AI Tutorの壁打ち練習: 個人化された対話形式の練習を提供します。

授業の現場では、生徒が集中してリスニング・発音練習をできるように、1人1台のICT端末とマイク付きイヤフォンを容姿します。従来の授業での流れが「先生がお手本を示す」→「生徒が一斉に練習する」というものであったのに対し、「ELSA AI」では生徒一人一人が自分の端末で個別に発音練習を行うことができ、AIがその発音を分析しフィードバックとトレーニングを提供します。

英語学習の初学者に対しても、ELSAは優れたサポートを提供します。AIが話す英語を翻訳する機能や、返信の推奨機能など、初学者が安心して学習を進められる工夫が施されていました。

さらに、先生が机間巡視をして生徒のスピーキング練習を直接観察することで、個別にフィードバックを行うこともできます。AIとICTを活用した英語学習は無機的に思えがちですが、実際には「従来のスピーキングの授業よりも生徒とのコミュニケーションの時間が増えた」と先生からの体験談もあります。

最近追加された「ELSA Speak Voice AI Tutor」機能により、英会話学習の自由度が飛躍的に向上しました。例えば、「サッカーの試合後のヒーローインタビュー」「英語での国際会議対応」「MBAなどの留学準備での口頭試問の練習」など、多岐にわたる具体的なシチュエーションでの英会話学習が可能になりました。

ELSAは、生成AIのテクノロジーを活用した個別最適化学習の素晴らしい実践例と感じました。興味を持たれた方は、公式ウェブサイトからお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。