今日は桜美林大学の先進的な取り組みを紹介します。2月20日、桜美林大学は入学選考過程において「note」を使った情報発信プログラムを採用したと発表しました。「note」とは、コンテンツ配信に特化したブログサービスです。桜美林大学が主催するnoteを使った情報発信プログラムに参加した生徒は、認定証を受け取ることで大学入試(総合型選抜)の一次審査が免除になるとのこと。非常に先進的な取り組みだと思います。
アウトプット教育が重要
桜美林大学とnote社のプレスリリースはこちらになります。
2日間のプログラム詳細はこちら。
今回の事例で個人的に注目しているのが「デジタルでのアウトプット」です。GIGAスクール構想によって1人1台ICT端末が生徒に行き渡りはしましたが、これまでの慣習で多くの学校ではアウトプットは「紙と鉛筆」が中心です。しかし時間あたりのアウトプット量を比較すると、圧倒的に「デジタル(キーボード)でのアウトプット」の方が優れています。もちろん「紙と鉛筆」のメリットもありますが、学校教育の多くの場面ではアウトプット量が増える「デジタルでのアウトプット」に軍配が上がるでしょう。
仕事柄、「GIGAスクール構想の次はなんですか?」とよく質問を受けますが、私は「デジタル(キーボード)によるアウトプット増です」と答えています。生徒のアウトプットが増えれば質も変化します。GIGAスクールの本質は昭和・平成のインプット中心教育から、令和のアウトプット中心教育へのシフトの準備なのです。