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先生のための Weekly 教育ニュース(11/14〜11/20)

毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「大学入学共通テストの得点調整で新方式案」「大学入学共通テストの施策問題を文部科学省が評価」「学習端末から職員室の会話漏れトラブル」について取り上げています。


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大学入学共通テストの得点調整で新方式案

大学入試センターは16日、2025年1月に出題科目などを刷新する大学入学共通テストの新たな得点調整案を公表した。得点調整は科目の難易度差によって受験生に不利益が生じないよう得点をならす制度で、新たな方式では公平性をより高める。意見募集を経て、来年6月に正式決定する予定だ。

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新方式は、平均点が高い科目と低い科目に15点以上の差が生じた場合などに実施され、それぞれの科目の得点分布を踏まえ、きめ細かい調整が行われる。調整後の科目間の平均点差は現行方式では15点だが、新方式では12~14点差ほどに縮まる可能性があるという。

大学入学共通テストの施策問題を文部科学省が評価

2025年度(令和7年度)大学入学共通テスト(以下、共通テスト)の試作問題について、文部科学省の永岡桂子大臣は2022年11月11日、「多様な資質・能力を問う問題」と評価し、「学習指導要領に基づく学習をしていれば対応できるという適切な試験問題となるように期待している」と述べた。

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そのうえで、大学入試センターが公表した試作問題について、「たとえば、初めてとなる『情報I』ではプログラミングの内容を含む問題、国語ではさまざまな資料から読み取ったことをもとにレポートを書くといった言語活動を重視した多様な資質・能力を評価するための問題が作成される等、学習指導要領の趣旨を踏まえた内容と受け止めている」と評価。「学習指導要領に基づく学習をしていれば対応できるという適切な試験問題となるように期待している」と語った。

学習端末から職員室の会話漏れトラブル

ICTの学習端末に関するトラブルです。先生方は注意しましょう。

山口県内の公立中学校で、職員室の会話が生徒の学習用タブレット端末を通じて漏えいした問題で、同県岩国市教育委員会は17日、記者会見を開き、管内の中学校であることを明らかにした。守山敏晴教育長は「子どもたちや地域の方に大変不安を与え、謝罪申し上げます」と陳謝した。

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学校によると、10月末、複数の生徒が忘れた端末を教諭が職員室で保管した際、1台の録音機能が作動。生徒への個人的感情などの会話が録音され、翌日、返却された生徒が複数の生徒に録音データを送った。生徒の1人はショックを受け、今月上旬から登校できなくなっている。