8月8日の記者会見にて、文部科学省が英語教育改善のためのタスクフォースを設置すると発表しました。「学校英語の教育の底上げ」「教員採用・研修の改善」「大学入試と社会との接続」「国際交流体験活動・文化発信の推進」「海外留学の促進」の5つを柱として、英語教育・日本人の対外発信力の改善を進めていく方針です。英語教育に関わる先生はチェックしておくことをお勧めします。
文部科学大臣の記者会見
こちらが8月8日の文部科学大臣の記者会見の動画です。
重要な箇所を引用します。
この度、「英語教育・日本人の対外発信力の改善に向けて」のアクションプランを取りまとめをいたしました。グローバル化が進展をする現在におきまして、英語力や対外発信力がこれまで以上に求められるところでございます。
各種データでは課題が指摘をされておりまして、英語教育に関する様々な改善に関する提言が打ち出されているところでございます。折しも次期教育振興基本計画の検討が開始をされまして、海外との交流が再開されたことを受けて、ポストコロナを見据え、我が国の未来を担う若者の英語力や対外発信力の改善について検討すべきだという判断をいたしました。
そこで、私の下にタスクフォースを設置し、英語教育や日本人の対外発信力の改善に向けて取り組むべき事項について検討を進めてきたところでございます。本アクションプランでは、取り組むべき項目として、1つは学校英語の教育の底上げ、2つ目は教員採用・研修の改善、3つ目は大学入試と社会との接続、4つ目は国際交流体験活動・文化発信の推進、そして柱の最後、5つ目、海外留学の促進の5本の柱を掲げまして、英語教育・日本人の対外発信力の改善を進めていきたいと考えております。具体的な取組といたしましては、英語教育改善に向けた取組状況の一層の可視化と好事例の横展開、2つ目はデジタル教科書・教材等によります学びのDXの促進、そして3つ目はALT経験者などの特別免許状を活用した英語教師の登用の促進、4つ目は4技能の総合的な英語力評価も含めた入試の好事例の公表、そして5つ目、留学生との国際交流のキャンプなどの実施、そして、最後に海外留学の拡大と段階に応じた留学支援の強化などを進めていきたいと思います。
詳細につきましては、後ほど、事務方から説明をさせますが、文部科学省としましては、本アクションプランを踏まえまして、必要な取組に向けまして、来年度予算をしっかり確保するとともに、さらに検討を要する事項については議論を深めていきたいという、そのように考えているところでございます。
大臣の発言にもあるように、具体的なアクションについては「来年度予算をしっかり確保」できてからとなる見通しですね。
文部科学省が力を入れようとしている5つの柱「学校英語の教育の底上げ」「教員採用・研修の改善」「大学入試と社会との接続」「国際交流体験活動・文化発信の推進」「海外留学の促進」については、私立学校が一歩リードしているでしょう。特に21世紀型教育を推進している私立学校のグローバル教育の取り組みは大変参考になりますので、興味のある方は本間先生のブログ「ホンマノオト」の情報発信をチェックしてみてください。
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