先日、青森市の不登校対策がニュースになりましたね。昨年度、青森市の全ての市立中学校でオンライン授業を導入したところ、不登校から登校できるようになった生徒の割合が前の年度から倍増し、全国平均を大きく上回ったとのことです。オンライン授業を不登校対策に活用した素晴らしい事例ですね。
オンライン授業のポジティブな影響
青森市の事例はこちらになります。
青森市で昨年度、すべての市立中学校でオンライン授業を導入したところ、不登校から登校できるようになった生徒の割合が前の年度から倍増し、全国平均を大きく上回ったことが分かりました。
専門家は「気楽に自宅で受けられるオンライン授業をきっかけに学校に行けるようになったのではないか」と分析しています。青森市は新型コロナ対策などとして昨年度から市立の中学校すべてでテレビ会議システムを使ったオンライン授業を導入し、自宅でも授業を受けられるようにしています。
こうしたところ各学校から「不登校の生徒が登校できるようになった」という報告があり、市の教育委員会は不登校対策としてもオンライン授業の活用を始めました。
その結果、毎年国に報告している調査で、不登校になった生徒のうち登校できるようになった生徒の割合が、2019年度は26.1%だったところ、オンライン授業を本格導入した昨年度・2020年度は49.3%とほぼ倍増しました。
全国平均の28.1%と比べても大きく上回りました。
不登校になった生徒の約半分(49.3%)が再び登校できるようになったというのは大変インパクトがありますね。
また、登校できるようにならなかった生徒にとっても、オンライン授業で学校の先生やスクールカウンセラーとつながることで、ポジティブな影響を与えられているのではないでしょうか。
青森市のように、オンライン授業を不登校対策に活用する学校が増えることを期待しています。
不登校対策については、こちらの記事も併せてご覧ください。