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教育アプリ開発企業は新OSの対応をお早めに

先日、iOS15とiPadOS15がリリースされましたね。私は当面セキュリティアップデートだけ行う予定ですが、既に15へアップデートされた方も多いのではないでしょうか。14→15のようなメジャーアップデートの場合、iPadやiPhoneのアプリがアップデートにすぐに対応されない場合があります。特に日本の教育企業が出している教育アプリは、メジャーアップデートへの対応が遅い印象があります。学校現場では、利用している教育アプリが最新OSに対応していないためにアップデートできないという話もよく聞きます。最新OSにアップデートができないとセキュリティに問題が生じます。教育アプリの開発企業は新OSの対応を早めにお願いしたいです。


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長期のアップデート差し止めはセキュリティリスク

教育アプリが新OSに対応出来ていない場合、企業は「動作確認が完了するまで最新OSへのアップデートは行わないでください」と告知をします。これが1〜2週間程度なら良いのですが、企業によっては数ヶ月間も放置するケースも見受けられます。

OSアップデートをするしないは学校と個人の自由ですが、教育アプリの種類によってはそうも言えません。例えば生徒や保護者への連絡ツールとして使用しているアプリの場合、そのアプリが使えなくなることは学校にとって致命的です。半ば強制的に最新OSへのアップデートは行えないでしょう。

OSのアップデートは、新機能のリリースや利便性の向上だけでなく、セキュリティ対策のアップデートも含まれています。長期間のアップデート差し止めは、生徒側のセキュリティに問題が生じてしまうのです。教育アプリの開発企業は新OSの対応を早めにお願いしたいです。

OSアップデートせずにセキュリティアップデートだけする方法

幸いにして今回は、iPadOS15/iOS15にアップデートせずとも、セキュリティアップデートすることが可能です。教育機関にはこちらを強くお勧めします。セキュリティアップデートだけ行う方法は、iPhone/iPadのアップデート画面をみれは簡単に分かりますが、参考としてこちらの記事も紹介します。

OSダウングレードはハードルが高い

「生徒が最新OSにアップデートしてしまったのですが、ダウングレードする方法はありませんか?」という相談もよく受けます。OSをダウングレードして前のバージョンに戻すには、バックアップから復元させる方法か、パソコンと接続して旧バージョンをダウンロードしてインストールする方法があります。

端末のバックアップを定期的に行っていない場合、OSをダウングレードする方法は正直ハードルが高いと言えるでしょう。学校側としてダウングレードをお願いすることは現実的ではありません。現実的な対応策としては、アプリが最新OSに対応するまで、学校で余っている端末を貸し出しすることをお勧めします。