毎年2月には中学受験の取材のお仕事をしています。早朝に学校へ行き、受験生の様子をレポートして記事にするお仕事です。今年はコロナ禍のため取材NGの学校が多かったのですが、そんな中で「来年以降の受験生のためにも、今年のコロナ禍での入試を記録しておく必要があるでしょう」と快諾してくれた城北学園の取材に昨日は行ってきました。
中学入試のコロナ対策
詳細は後ほど公開される取材記事を読んでいただきたいのですが、城北学園が実施していたコロナ対策のポイントは、科学カフェでも紹介しておきたいと思います。
- 2 月 28 日に追加試験を実施
- 受験当日の朝、もしくは校舎前の検温で 37.5 度以上の場合は追加試験を案内
- 学習塾の応援花道は自粛のお願い
- 試験教室の入室を 7 時 30 分から 7 時に変更(検温・消毒などによる混雑防止)
- 食堂と講堂の保護者控室は、密を避けるため中止
- 広場での密を避けるため、広場内のベンチを撤去
- 受験生にはマスクの着用とマスク入れの持参をお願い
- 校舎の入り口で検温と手の消毒を実施(入り口で密にならないような配慮あり)
- 試験教室の備品は全て消毒済み
- 試験教室の収容人数を
35 人40人から 30 人に変更(ソーシャルディスタンスの確保) - 試験教室の全ての机に飛沫防止のパネルを設置
- 試験の間の休み時間に試験教室の換気を実施
- 例年の在校生スタッフは中止し、誘導も含めて全て教職員で対応
これは個人的な感想ですが、コロナ対策は万全だと感じました。全国で実施された大学入学共通テストでもクラスターが発生しなかったことを考えると、城北学園のような対策をしっかりしていれば、少なくとも集団感染は起こらないだろうと思います。