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試験に対する不安との向き合い方

先日、Facebookで繋がっている教員志望の学生さんの投稿を読みました。来年度の教員採用試験が不安で、緊張してしまうとのこと。気持ちはよく分かります。私は教員採用試験は受けていませんが、大学院入試や修論発表の時はすごい緊張をしたことを覚えています。

若い頃は何となくで「試験の緊張」を乗り切りましたが、社会人になって様々な経験を積んだことで、不安を感じた時の対策方法は身に付けることができました。今日は「試験に対する不安との向き合い方」について書きたいと思います。


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不安の大半は情報不足が原因

これは試験に限らない話ですが、人が不安を感じる根本原因は「情報不足」です。よく分からないから心配になり、悪い想像をして不安になります。

ですので、まずは徹底的に情報収集を行いましょう。

試験であれば、まずは過去問の分析から始めて、合格するために必要な水準や効果的な勉強方法、おすすめの参考書、ブログなどの攻略日記、YouTubeの対策チャンネルなどを徹底的に調べます。可能であれば試験経験者の話も聞くと良いですね。

ポイントは「自分がどうなったら試験に合格できそうか」のイメージを持てるまで情報収集を行うことです。

情報不足が解消されると、不安の半分も解消されるでしょう。

集めた情報から学習計画を作ろう

十分な情報が集まったら、次はそれを参考に学習計画を作りましょう。

「自分がどうなったら試験に合格できそうか」のイメージから、今の自分に足りていない能力や知識を明らかにして、それを試験日までに身に付けられるようなプランを練るのです。

学習計画を作るときのポイントは5つあります。

  • 日々の学習方法(使用する参考書や勉強方法等)を明確にすること
  • 知識を修得する場合は、繰り返し学習を行うこと
  • 早い段階で「全ての分野」に目を通すような計画にすること
  • 試験対策が長期の場合は、睡眠時間を削らないこと
  • 必ずバッファー(予備期間)を用意しておくこと

試験に対する不安や緊張を和らげるには、3つめのポイント「早い段階で「全ての分野」に目を通すような計画にすること」が大事です。

早い段階から「試験対策の全体像」を把握することができれば安心に繋がるからです。最初は内容が身につかなくても良いので、とにかく「学ばなければならない全体像」を駆け足で把握しましょう。

学習計画が完成したら、あとはそれを粛々とこなしていきましょう。学習時の理想の心理状態は、「完璧な計画を立てて毎日努力をしている。これで落ちたら、自分ではどうにもできないことだから、諦めるしかないね」と開き直れることです。

もちろん、学習計画をこなしている最中に「この勉強方法は自分にあっていない」「このペースで勉強するのは無理」と思ったら、迷わずに学習計画を修正していきましょう。足りない情報があれば再度情報収集を行いましょう。改善のループを回すのです。

大事なのは、必要な情報を収集し、成功をイメージして学習計画を作り、それを粛々と実践していくことです。これは試験対策に限らず、目標を達成するための基本的な考え方です。大きな目標を持っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。