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豊臣秀吉と影響の輪

きっかけは「マンガ日本の歴史」だったと思います。私も小さい頃から戦国時代が好きで、織田信長や武田信玄、上杉謙信などの有名武将の伝記をたくさん読んでいました。男の子にありがちな話ですね。小学校高学年になると、テレビゲームの「信長の野望」に夢中になったことは今でもよく覚えています。

そんな戦国武将大好き少年を悩ませた悪魔の質問が「一番好きな武将はだれ?」でした。幼い福原少年は、この質問にはいつも答えられませんでした。(皆さんは答えられましたか?)

成人した後も「一番すきな武将なんて選べない」と思っていましたが、社会人経験をそれなりに積んでみると、意外にも「一番」を選べるようになっていました。今日はそんなコーヒーブレイクのようなお話です。


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自分の影響力を広げ続けた豊臣秀吉

私が一番尊敬している武将、見習いたいなと思っている武将は「豊臣秀吉」です。織田信長を倒した明智光秀を倒し、戦国時代の日本を統一した人物です。

秀吉の一番凄いところは、「自分の影響力の範囲(影響の輪)」のことに100%集中していたことです。

草履取りの時には草履取りの仕事に全力を尽くす。納戸役のときは納戸役の仕事に全力を尽くす。足軽の時は足軽の仕事に、殿(しんがり)軍大将の時は殿軍大将の仕事に、そして城持ち大名の時は城持ち大名の仕事に全力を尽くしたのです。

草履取りのエピソードは有名ですよね。信長の草履を服の中に入れて温めていた逸話です。金ヶ崎の退き口で殿軍大将を務めたエピソードも個人的には大好きです。死んでしまう可能性の方が高かったのに自分の役割に集中したのですから、本当にすごいと思います。

こうして秀吉は、自分の影響力の範囲の事柄に集中することで「影響の輪」を広げていき、最終的には日本全国を統一するにまで影響力を及ぼせるようになりました。

自分の「影響力の範囲(影響の輪)」のことに100%集中することは、今の時代においても大変重要なことだと思います。当たり前ですが、自分の影響が及ばないことに気を取られていては、状況は何も変わりません。影響力を広げる一番の近道は、今できることに集中し続けることだと思います。

もし私たちが何かを変えたいと願うのであれば、秀吉の生き方は大いに参考になると思います。

余談ですが、本日20時からNHKの『「麒麟がくる」までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル』で「秀吉」が取り上げられます!大河ドラマの秀吉はリアルタイムで私も観たのすが、とても面白かったです。ゲストで秀吉役の竹中直人さんが登場するので、興味のある方はぜひご覧ください。