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Withコロナ2.0時代の学校を考える

プログラミング教育で有名なLife Is Techの取締役・讃井氏がSNSで興味深いことを書いていました。「ウィズコロナ2.0時代の到来です。感染と休校が各地で繰り返される時代です。」とのこと。なるほど、確かに東京などでは連日100人を超える感染者数が出ており、Withコロナ2.0と呼ぶにふさわしい状況だと思います。そこで今日は、Withコロナ2.0時代の学校はどうなるのか、少し考えてみたいと思います。


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「コロナ 休校 ニュース」と検索するだけでも、学校で感染がじわじわと広がり始めていることが分かります。

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東京 世田谷区 小学生1人感染確認 臨時休校に 新型コロナ

首都圏で臨時休校相次ぐ 園児や児童が感染

第二波が来ているのかは正直分かりませんが、市中感染が起こり始めているのは間違いないでしょう。各学校は真剣にコロナ対策に取り組んでいるのだと思いますが、授業中はともかくとして、休み時間や登下校の際に生徒同士で密になってしまっているケースが増えてきています。大人も子供も緊張感が緩んでしまっているのは仕方のないことだと思います。

この緊張感を一気に高めるのが非常事態宣言や知事からの休業要請になります。しかし、ここで留意しておかなければならないのが、果たして財政的に非常事態宣言や休業要請が可能かのか、という点です。私は経済や政治の専門家ではありませんが、緊急事態宣言や休業要請を補償するための財源がない場合、政治的判断で経済を止めるような動きをしない可能性もあると考えています。

そうなると市中感染が広まっていったとしても、現状のままの学校生活を送り続けることになります。つまり、「感染と休校が各地で繰り返される時代」が訪れることになります。学校で子供が感染してしまうことが珍しくない社会の到来です。

この喜ばしくない状況からの脱却は、オンライン授業を取り入れた「Withコロナの教育」に学校がシフトするしかないと思います。子供とその家族にリスクが出てしまうのは、Withコロナ2.0時代に「Beforeコロナの教育」を行っているからです。これから社会全体の感染リスクが高まっていくのであれば、学校が子供とその家族、そして先生を守っていく必要があるのではないでしょうか。