毎週月曜日は「先生のための Weekly 教育ニュース」というシリーズでブログを更新しています。今日は「東京医科歯科大学と東京工業大学が統合し東京科学大学が発足」「上智大、初の女性学長誕生」「公立小中体育館の冷房設置調査結果が公表」について取り上げています。
東京医科歯科大学と東京工業大学が統合し東京科学大学が発足
東京医科歯科大学と東京工業大学が統合し、きょう東京科学大学が発足しました。医療と理工系技術の連携で世界トップクラスの科学系大学を目指します。
日本には最高水準の研究や教育を行う10の「指定国立大学」があり、東大や京大などと並んで東京医科歯科大学と東京工業大学も含まれています。その大学同士の統合は初めてです。
今回の統合により、理工系の新しい技術を医療現場で活かすような「医工連携」の促進を目指すことになります。
上智大、初の女性学長誕生
上智学院は2024年9月30日、理事会において、総合人間科学部教育学科の杉村美紀教授を次期学長とすることを決定した。上智大学創立以来、初の女性学長が2025年4月1日に誕生する。任期は2029年3月31日までの4年間。
公立小中体育館の冷房設置調査結果が公表
文部科学省は3日までに、9月1日時点で冷房を設置している公立小中学校の割合を発表した。普通教室の設置率は2022年の前回調査から3.4ポイント増の99.1%とほぼ整備された一方、災害時に避難所として使われることも多い体育館などは7.0ポイント増の18.9%にとどまった。
文科省は体育館などへの冷房設置促進のため、23~25年度の新規申請について、国の補助率を2分の1に引き上げている。担当者は「安全な学習空間の確保や防災の観点から、整備に向けて自治体と協議したい」としている。
都道府県別では、普通教室は32都府県が設置率100%。寒冷地でも一定程度の整備が進んだ。